魔法使いの転入生 �� ページ28
貴方「ほら」
少し考えながら手の平を上に向け、少し魔力を練れば氷で花を作り、髪に刺してやる。
茶「わぁ…凄い綺麗!!有難うA君!!」
貴方「どういたしまして、冷たくなったら外せよ??」
轟「結構繊細な造形も出来るんだな…」
貴方「轟は苦手か??」
轟「嗚呼…凍らせるのは出来るが、造形はあんまり」
その言葉に少し考え込み、顔を上げてはグラウンドを見渡す。
(……これくらいの面積なら俺の別荘くらいは作れるか…??――)
貴方「……家と城ならどっちが好きだ??」
轟「……??」
唐突に問いかければ首を傾げる轟。
近づいてきたA組の奴らも首を傾げる。
貴方「あー……城と家どっち??」
さっき髪に花をさした子を指さして問いかける。
茶「へ!?!?……お、お城かな…??」
轟「…その質問はアンタの個性に関係あるのか??」
その質問にクスリと笑っては答える。
貴方「なきゃ質問しないさ、俺は」
笑いながらグラウンドに歩き出せば手を握ったり開いたりを繰り返す。
轟「…??」
貴方「轟、まずは俺から細かい造形の技術を盗め」
久しぶりの生徒に教える感覚に懐かしさを覚えながら、立ち止まり片手を上げる。
貴方「城って言うなら門は要るよな??」
轟「……!?」
指を鳴らし、半円を描く様に手を動かせば氷の門が一瞬で出来上がる。
茶「……すっごい!!これも氷で出来てるの!?!?」
パタパタと近寄ってくればペタペタと触る女の子。
…そんなに凄いか??←
俺の家全部こんなんだぞ??←
貴方「次は道と……庭もいるよな」
手を伸ばしながら指を鳴らせば目の前に氷の道が伸び、周りに氷の花畑が出来る。
轟「……凄いな……城を作るのか??」
近づいて来れば首を傾げる轟。
貴方「嗚呼、それくらいすれば盗めるだろ??」
クスリと笑い轟を見れば、
轟「今は無理でも、必ず俺のものにする」
と少し微笑んで見つめ返してきた。
(……いい生徒じゃねぇか、相澤先生よ)
貴方「この辺りに建てるか」
少し歩き地面を強く踏めば地面に氷が張り、模様が広がっていく。
茶「凄いなぁ…!!」
轟「これからどうやって建てるんだ??」
貴方「まぁ、見てろって」
そう言っては手を上げ、指を鳴らせば氷の柱が伸び、そのまま外壁が出来上がっていく。
轟「……どうやったらこうなるんだ…」
貴方「それを俺から盗むんだろう??」
驚くあまりに声を出さなくなった女の子を置いてクスクスと笑う。
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ゼロ(プロフ) - 13号の中身の小説書いてください！ (2019年4月1日 15時) (
レス) id: 75173a0bdb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - え、楽しそう…！私も短編シリーズ作りたくなりました…！ＡＩのやつ、ぜひとも作って欲しいです！ (2019年3月11日 16時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
わ - ←多すぎじゃない？読みにくいわ (2019年1月17日 15時) (レス) id: 95707d48ef (このIDを非表示/違反報告)
談 - 地面に頭擦り付けて歩かないといけない人が堂々と歩いてる姿勢尊敬します。 (2018年7月21日 2時) (レス) id: f1972ab3b6 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 暇で幸せそうで何より (2018年7月21日 2時) (レス) id: 17d3fc92fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2018年5月30日 0時
