ショッピングモールへ ページ8
乱「――――…なんだか僕ばっかり喋っちゃってごめんね??」
「いいや、人の話を聞くのも嫌いじゃない」
乱「そう??」
新しく飲み物を頼んだ乱数にそう答えつつ紅茶を飲めば小さく息を吐く。
実際、乱数の話は聞いていて楽しい。
それにコロコロと表情が変わる様も見ていて楽しい。
乱「さてさて、次はショッピングモールに行けばいいかな??」
「嗚呼、日用品を買いに行きたい」
喫茶店を後にして、乱数の案内で複合商業施設に向かうことにした。
乱「ねぇねぇA!!僕にさ、服のコーディネートさせてくれない??お金は僕が出すからさ!!」
「服??」
施設に向かう途中にそう言われて首を傾げつつ隣を歩く乱数を見る。
(……服……これじゃ駄目なんだろうか)
自分の今の格好と乱数を交互に見れば乱数は首を傾げた。
乱「だって、Aの格好一郎と全く同じだよ??それじゃ幾ら違うって言っても間違われるって!!」
「なるほど、一理ある。それなら頼む乱数」
乱数の言葉に頷きつつそう言えば「うん、任せて!!飴村乱数の名に掛けてかっこよくコーディネートしてあげるよ!!」と自信満々に返事をしてくれた。
(そう言えば今更かもしれないが、乱数は有名人なんだろうか??)
さっきも今も、こうして街中を歩いていると女性や男性関わらずまるで有名人を見るような目で乱数を見ている。
俺にはよく分からないが、きっと有名人なのだろう。
乱「此処が渋谷一のショッピングモールだよ!!」
「大きいな」
複合商業施設の目の前で手を広げる乱数の後ろに立っている施設を見上げる。
流石若者の街と言うべきか、とにかく大きかった。
乱「それで、此処に何を買いに来たの??」
「日用品全般だ、後は家庭用電気製品」
乱「あ、そっか!!来たばっかりって言ってたね??」
そんな会話を乱数としながら店に視線を向ける。
(必要最低限の電気製品と、食料品と日用品を揃えれば大丈夫か)
乱「――――…わー…いっぱい買ったね!!」
「嗚呼、必要な物だけなんだがな」
荷物を送ってもらうために送り状に今の家の住所を書きつつ荷物の山を見上げる乱数を見る。
対して贅沢はしていない筈なんだが、何故こんなに大量の荷物になってしまったのか。
送り状を書き終え、荷物を預ければ乱数の元に向かう。
乱「あ、終わったー??」
「嗚呼、わざわざ付き合ってもらって悪い」
乱「ううん!!それじゃあ今度は僕の番だね!!」
そう言っては乱数はベンチから立ち上がり俺を見た。
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だふにあ - 続きをお待ちしています!!!!!!!とても気に入りました!!!!!!! (2021年6月16日 19時) (
レス) id: db3e93e9ba (このIDを非表示/違反報告)
白玉うどん - 続きお待ちしてます!!頑張って下さい!!めっちゃ好きです!! (2021年5月21日 21時) (レス) id: fccb4e77b5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん(プロフ) - 続き待ってます!頑張って！ (2021年4月11日 18時) (レス) id: 9172c0bbed (このIDを非表示/違反報告)
＠黒(プロフ) - 半分ニートガールさん» コメントありがとうございます!!実は私も結構この設定はいろんなシチュエーションが書けるので面白いです(((更新がんばります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
＠黒(プロフ) - 文月さん» コメントありがとうございます!!面白いと言っていただき嬉しいです!!更新ゆっくりですが頑張ります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2019年3月21日 16時
