三郎と俺 ページ19
？「………あ、の……昨日……僕たち会いました、よね…??」
「嗚呼、会ったな。あの時とは姿が違うが」
頷きつつ足を止めれば目の前の少年は目を瞬かせつつ俺を見つめる。
？「…………どういう仕組みでそんな見た目が……??」
…まぁ、確かに一日でここまで姿が変われば驚くか。
「話すと長いぞ少年」
？「……すみません…その見た目で少年呼びは止めて下さい……」
どうやら少年呼びはアウトらしい。
(……この反応を見る限りだとこの見た目の人と知り合いか??)
「ならなんて呼べばいい??俺は碧棺A」
？「…碧棺……A…??……僕は山田三郎、三郎でいいですよ」
未だ俺の姿を見つつも自己紹介をしてくれる少年。
三「……あの…今から用事とかありますか…??」
「いいや、特にこれといって用事はない。何処かに付き合ってほしいなら付き合おう。それと話し方は気楽な方で構わない」
三「……なら、言葉に甘えて……ちょっと僕に付き合ってよAさん」
そう言えば俺の隣に歩いてくる三郎。
…見た目は知り合いとはいえ、見ず知らずの人についていくのは心配になるぞ三郎。
「構わないが、何処に行くんだ??」
三「この先でマーケットやってるからそこに行きたい」
「嗚呼分かった」
頷き歩き出せば三郎が横に付いてくる。
……こうして見てみると乱数もだったが三郎もイケメンだな。
(これが前世なら世の男性は『イケメン爆発しろ』など言ってそうだな)
そんなことを考えつつ歩いていると、不意に手に何かが当たった感触がし、視線を向ける。
三「!!………え、っと……はぐれそうだから……」
慌てて手を隠す三郎を見るにどうやら手を繋ごうとしたらしい。
「嗚呼そうだな、はぐれそうだから手でも繋ぐか」
三「…!!……うん」
手を差し伸べそう言えば目を少し見開いてから小さく頷き、俺の手をそっと握った。
……見た目だと犯罪者っぽいな俺。
三「――――……わぁ……」
「凄い人だな」
三郎とマーケットに来れば大勢の人で活気に溢れていた。
「三郎は何を探しに来たんだ??」
三「えっと……本とか…ボードゲームとかあれば欲しいかな」
「ボードゲームか、長らくしてないな」
(昔はチェスだかダイヤモンドやらやってたんだがな…)
そんなことを考えつつも辺りの露店を見渡せば雑貨や野菜、加工品やアクセサリーなど兎に角色々なものが売られていた。
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だふにあ - 続きをお待ちしています!!!!!!!とても気に入りました!!!!!!! (2021年6月16日 19時) (
レス) id: db3e93e9ba (このIDを非表示/違反報告)
白玉うどん - 続きお待ちしてます!!頑張って下さい!!めっちゃ好きです!! (2021年5月21日 21時) (レス) id: fccb4e77b5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん(プロフ) - 続き待ってます!頑張って！ (2021年4月11日 18時) (レス) id: 9172c0bbed (このIDを非表示/違反報告)
＠黒(プロフ) - 半分ニートガールさん» コメントありがとうございます!!実は私も結構この設定はいろんなシチュエーションが書けるので面白いです(((更新がんばります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
＠黒(プロフ) - 文月さん» コメントありがとうございます!!面白いと言っていただき嬉しいです!!更新ゆっくりですが頑張ります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2019年3月21日 16時
