傷 ページ12
オ「…えっと……まず、教師陣には伝えておくってことで良い??」
相「…嗚呼、本人がこの状況だ。状態が状態だから下手に動かしも出来ないだろう……」
職員室に来れば、教師たちが集まっていた。
キョロキョロと見渡せばミッドナイト先生やプレゼント・マイク先生も居た。
良い夢だな、こんな夢初めてだ。
ミ「あら、爆豪君じゃない!!」
「ミッドナイト先生、寒くないのか??」
ミ「…………」
見てて思ったんだ、個性の為とはいえ極薄タイツは寒くないのか。
「………女性が……あんまり体を冷やすのは、良くない」
制服のブレザーを脱いで肩に掛けてやる。
ミ「………あー……相澤先生、今すぐ爆豪君を隔離」
緑「隔離!?!?」
手で顔を隠したミッドナイト先生がそう言う。
僅かに耳が赤い気がする、何が恥ずかしかったんだ。
轟「……爆豪、何やってんだ…」
「ミッドナイト先生、寒そうだなと」
緑「わ、分からなくはないけど……い、今のかっちゃんは色々と駄目だ!!」
ザワザワしている教師たちを見つつ、ふと傷跡が気になっては鏡を見つけ、近寄っては前髪を少し上げれば確かに目立つ傷があった。
確かに痛そうだ、緑谷出久の傷も痛そうだが。
相「……その傷に心当たりはあるのか??」
「ある、背中にもあると思う」
そう言いつつ、冷たい現実で母さんに刺された辺りを撫でる。
リ「うーん……アタシでいいならその傷見てもいいかい??」
「嗚呼、ただ触る時は一言言って欲しい」
リ「嗚呼、分かったよ」
保健室のリカバリーガールが近寄ってくればそう声を掛けられ頷く。
制服のシャツのボタンに手を掛ければシャツを脱ぐ。
リ「……!!……これは……」
緑「………か、っちゃ……ん……」
轟「………爆豪……お前……」
驚く声を横目に姿鏡を見れば、額の傷が腕にも幾つかあった。
手首や腕、首や鎖骨などにナイフで切り刻んだような跡が大量についていた。
俺は臆病だから、自傷行為は一切してなかったから、きっと母さんが切ったんだろう。
(父さんと母さんは俺に死んでほしかった、そんな二人がトドメ以上のことをしないわけがない)
俺の中ではやっぱりと思いつつ、シャツの下に着ていた黒のタンクトップを脱げば、腹や胸の辺りに額と同じ傷がいくつもあった。
子供の頃からの折檻の後も全身に残っていた。
胸の辺りは特に切り刻んだ痕も、額の傷痕も多くあった。
よっぽど死んでほしかったんだろうな。
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トカ - つ、続きをお恵みください！！！ (2月24日 17時) (
レス) @page14 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
猫春#にゃんはる - お、、、、、、おわり？え、終わり？!続きを恵んでくださあああああい(泣)勝手ながら待ち続けますが。 (12月22日 17時) (レス) @page14 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
Yuna(プロフ) - 続き楽しみ過ぎる…頑張ってください！ (9月22日 22時) (レス) @page13 id: 8dc1901234 (このIDを非表示/違反報告)
かみきれ(プロフ) - 主人公くんの性格が好きです…！続きをお恵みください作者様！ (5月20日 10時) (レス) @page14 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
霜凪さん推し【ヤミ（作者:彗星）】 - 続きが欲しいです！！！ (2023年2月23日 16時) (レス) @page14 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2018年10月23日 0時
