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緑「……幽霊って、朝にも動けるんだね……」
轟「……人間不信になっちまいそうだな…」
爆「………クソが…!!」
結局あの相澤先生が見つからず、食堂に戻ってくれば相澤先生に声を掛けられる。
相「……その様子だと、駄目だったか」
緑「すみません……」
そう言いつつ椅子に座れば、A組の皆も殆ど信じられないけれど、目の前で見たのだから信じざるを得ない顔をしていた。
相「……今、お前らが見たと思うが…この寮にはお前ら二十人以外に、何かが居る」
ため息を吐きつつ先生がそう言う。
相「発覚したのは昨日、爆豪たちに言われて発覚したが今の所直接的な害は爆豪の金だけだ。……いや、轟が飲み物二本持って行かれたか…」
轟「…俺があげたものですけど……」
轟君の言葉に小さく息を吐きつつ先生が口を開く。
相「今の所、誰かに化けて出てくるが…もし侵入者ならセンサーがすぐに反応する。…しないってことは侵入者じゃない、今後もしこんなことがあればすぐに俺に報告するように…対策は今日会議で考えておく」
そう言えば先生は椅子に腰かける。
緑「……他人に化けるっていうのもあるけど……すぐに分かる時に来てるよね…」
轟「…どういうことだ緑谷??」
ふと今までの共通点に気付き呟けば、轟君が首を傾げる。
緑「だって、化けて出るなら気付かないようにするのが普通でしょ??……でも今回の幽霊？はいつも消えた直後に本人と会ってる…まるで気付いてほしいみたいに、僕たちで遊んでるみたいに」
轟「……つまり、遊ばれてんのか…俺たちは……」
そんなことを話していれば、ペラペラと紙の捲る音が聞こえそっちに視線を向ける。
僕が持ってきていたノートが、勝手に独りでに捲られていた。
緑「………」
轟「………」
目の前の怪奇現象に思わず固まっていれば、今度はペンが独りでに持ち上がった。
『紅白君飲み物有難う』
緑「……あ…相澤先生!!」
書かれた文字を見れば立ち上がり、先生を呼ぶ。
(轟君なんて驚きすぎて固まっちゃってるよ!?!?)
轟「……幽霊に、忠告された上に……感謝された……」
爆「千円返せや幽霊野郎!!」
轟君は頭を抱えて、かっちゃんはノートに向かって叫んでる。
……幽霊のせいで大変なことになってる……。
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天喰ルナ - 面白いです！！応援してます！更新頑張ってくださいね！ (2021年1月21日 20時) (
レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯弔銀時晋介丁 - 面白いんや、何でだ。なんで@黒さんの作るのは私にどはまりするんだ (2018年10月30日 16時) (レス) id: 7bc9a154f5 (このIDを非表示/違反報告)
アイ。(プロフ) - 寮から出られないって、もし霊だとしたら、地縛霊かな……。 (2018年10月24日 18時) (レス) id: b23522634a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - なんでここ荒れてんの (2018年10月24日 4時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
か。 - リルさん、この人体に追う傷よりも心の傷を深く大きく残ることを他人にやらかしてますよ。 (2018年8月9日 1時) (レス) id: eef33ae380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2018年7月20日 18時
