23話:戦場へ ページ27
冷「―――……Aさん、戻りました」
貴方「お帰り冷。……うん、似合ってるな」
冷「そうですか??……あんまり、こういう格好はしないので…」
今の冷の格好は白いワンピースみたいな服に軽く上着を羽織ってもらっている。
……真っ白だな、色々と。
そのまま三人で車に乗り、記者会見の会場に向かう。
(―――……人生二回目の記者会見…前世じゃ縁が一切ないものを二回もする羽目に………だが、避けては通れない道だな)
貴方「――――…さて、それじゃあ行くか。マスコミ連中との戦場に」
車を降り、建物を見上げつつ目を細める。
周りにはマスコミや様子を見に来た人が大勢居たが、それを横目に歩き出す。
オ「君が言うと本当に戦場になっちゃうから…」
冷「ふふっ、サポートは任せてくださいね。氷は使えますよ??」
オ「冷さん!?!?」
貴方「俺の嫁たちは強いな、氷の個性にNo.1ヒーローか」
左右から聞こえてくる俺を挟んだ会話にクスリと笑えば、そのまま記者会見の会場に向かう。
貴方「―――……本日はお忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。早速ですが、今朝報道されたことについてお話ししようと思います。質問は最後にお願いいたします。」
(前に記者会見したのは記憶喪失の一年前……しかし慣れないな……)
苦笑しつつも椅子から立ち上がれば、目を細める。
貴方「俺は此処にいる八木俊典と白華冷と、三人で付き合っている。それは事実だ。」
そう言えばカメラのシャッターが切られる。
貴方「これはお互いに了承・合意の元で付き合っている。俺から言う事はそれだけだ」
そう言い椅子に腰掛け小さく息を吐けば隣の俊典と冷からそっと手を握られる。
(……全く、本当に俺の恋人は可愛いことをしてくれる……)
貴方「――――……記者会見だけはもうしたくない…」
冷「お疲れ様ですAさん…」
記者会見が終わり、控室にくればソファに座り込んでグッタリとなる。
……正直記者会見だけはもう御免なんだが……いや、でもこれから結婚の報告……嗚呼、最低でも後一回はしなければ……。
オ「けど、かっこよかったよA」
冷「凄くかっこよかったですよ、また惚れ直しちゃいました私」
クスクスと微笑む冷と俊典に微笑み返しては、二人の頭を撫でる。
(…きっと、いいことばかりじゃない筈だ……けど、俺は今幸せだって言えるぞ友よ。中々波乱な人生だが……)
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しゃい - 設定の知ってる情報がw面白い！けど大体はあってる、、まあもちろん好きに成りますよね (2020年3月29日 0時) (
レス) id: 7bcfa840f4 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 本当に無理難題を引き受けて下さってありがとうございました。
あとたくさんコメしてコメ欄をお邪魔しまくってて申し訳ありません。
ほんとこの作品大好きです、作者さんのファンになりました♪
ムリなさらないでご自分のペースでがんばって下さい。 (2018年11月28日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
ミント - シリアスからの、いつも通りのほのぼの？で終わっていて安心しました。
もう一つのリクエストまで受けてくれるみたいでありがとうございます。
でももうほんと、ムリはなさらなくて大丈夫ですからね？こちらだけでももうお腹いっぱいなんでw。 (2018年11月28日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
ミント - こんにちは。リクエスト作品、受け付けて頂き…ありがとうございました。(*^o^*)
ご多忙な時期だったみたいなのに申し訳ないです、更には難産だったみたいで…悩ませてしまって。
難産だけあってとてもステキな作品に仕上がってた、と思います。 (2018年11月28日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
フリスク(プロフ) - んー…映画であったあれかな？(映画閲覧済み) (2018年10月25日 17時) (レス) id: edd13e8249 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2018年7月18日 3時
