22話:世間の反応 ページ26
オ「A!!遅れてすまない!!」
貴方「いや、だいじょ……待て俊典、その大量の花はなんだ…」
玄関からバタバタとした足音が聞こえ振り返れば、両手に大量の花を抱えた俊典が部屋に入ってきた。
……いや、この際その花は気にしないとしても…。
貴方「……その後ろの大量のプレゼントはなんだ……」
オ「家を出た時に…『喫茶店で見てました、応援してます!!』って……」
冷「応援されてるんですか…??」
貴方「……おい、プレゼントに結婚雑誌混ざってるぞ……こっちは婚姻届か」
プレゼントを見つつ苦笑を溢す。
冷「…案外、世間の皆さんは好意的な人が多いんでしょうか…??」
貴方「さぁな…ただ、スキャンダルにしては騒いでいる一般人が居ないな…。俺の事務所にも電話が来てる訳でもないようだ」
携帯を見つつ、二人と一緒に居間に来ればテレビを見つつソファに腰掛ける。
貴方「昨日も言ったが、俺はちゃんと冷と俊典と付き合ってることを言うべきだと思ってる」
オ「それは私の同意するよ」
冷「私も、覚悟は決めました」
二人を見つめそう告げれば、二人も頷きつつ俺を見つめる。
……流石、俺の恋人と言うべきか……。
オ「……A…所で彼女は君のことは…??」
貴方「嗚呼、冷はとっくに共犯者だ。俺の前世を知ってる」
冷「はい、三人だけの秘密、なんですよね??」
俊典の質問に答えれば、冷はクスリと微笑み首を傾げる。
オ「嗚呼、三人だけだ。……それなら良かった」
貴方「共犯者が増えたな、俊典。冷は服を買ってあるから着替えておいで、誰か冷を案内してやってくれ」
「畏まりました」
家の家政婦に声を掛ければ冷を見送る。
オ「……A、これ見て」
貴方「ん??」
俊典から手渡された携帯を見れば、俺は目を見開いた。
『あの一般人女性じゃなくて、エンデヴァーが二人と付き合ってるってマジ??』
『おぉおおお!!やっとエンデヴァーとオールマイトがぁ!!』
『今まで見守ってきたかいがぁ!!』
『記憶喪失してからかなり柔らかくなってるし、それにオールマイトどう見たってエンデヴァーのこと大好きだろ』
『あの一般人女性もエンデヴァーに助けられたんだろ??』
『三人でお幸せに―!!』
貴方「……思ったよりも歓迎されてるが…分かりやすかったんだなお前」
オ「………全然自覚が無いんだけど…」
口元を手で隠しつつ顔を赤らめる俊典。
どうやら、世間にも分かるくらいには俊典は俺が好きだったらしい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1469人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゃい - 設定の知ってる情報がw面白い！けど大体はあってる、、まあもちろん好きに成りますよね (2020年3月29日 0時) (
レス) id: 7bcfa840f4 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 本当に無理難題を引き受けて下さってありがとうございました。
あとたくさんコメしてコメ欄をお邪魔しまくってて申し訳ありません。
ほんとこの作品大好きです、作者さんのファンになりました♪
ムリなさらないでご自分のペースでがんばって下さい。 (2018年11月28日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
ミント - シリアスからの、いつも通りのほのぼの？で終わっていて安心しました。
もう一つのリクエストまで受けてくれるみたいでありがとうございます。
でももうほんと、ムリはなさらなくて大丈夫ですからね？こちらだけでももうお腹いっぱいなんでw。 (2018年11月28日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
ミント - こんにちは。リクエスト作品、受け付けて頂き…ありがとうございました。(*^o^*)
ご多忙な時期だったみたいなのに申し訳ないです、更には難産だったみたいで…悩ませてしまって。
難産だけあってとてもステキな作品に仕上がってた、と思います。 (2018年11月28日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
フリスク(プロフ) - んー…映画であったあれかな？(映画閲覧済み) (2018年10月25日 17時) (レス) id: edd13e8249 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＠黒
| 作成日時：2018年7月18日 3時
