2話:成り代わり ページ3
看護師「轟さん、先生に検診してもらいますね」
貴方「…看護師、俺の名前は下川なんだが…」
戻ってきた看護師と医者を見つつそう言えば、困惑したような顔をされた。
……一体何だというんだ…。
看護師「…先生、もしかして記憶が…」
医者「…恐れていたことが……轟さん、貴方が何のお仕事をされているか覚えてらっしゃいますか??」
……仕事??
(仕事ってなんだ……学生の仕事は勉学じゃないのか??…いやそもそもあれを仕事と呼んでいいのか…――――)
俺が迷っていれば何を思ったのか顔を伏せ、暗い表情をする医者。
医者「…轟さん、落ち着いて聞いてください。貴方はヒーローをしていて、事故に巻き込まれて頭部を怪我されて…今は記憶が少し混乱しているようです」
……いや…だから俺の名前は下川………いや待てよ……。
(……轟って……轟焦凍か…??……いや、轟焦凍は髪色が左右で違う……いやその前にその轟と決まった訳では……情報が少ないな…)
貴方「……俺はどんなヒーローなんだ??」
医者「ヒーロー名はエンデヴァー、個性はヘルフレイムといって火を操れるんですよ」
……父親の方だったのか…!!
貴方「……すまない看護師、医者よ…少しだけ俺に一人になる時間が欲しい…」
医者「えぇ分かりました、もし何かありましたらナースコールを押していただければ…」
俺がそう言えば医者はそう言い立ち上がり、看護師と共に部屋を出ていく。
貴方「……何という事だ…こんなことになるのなら友からもっと聞いておけば良かった…!!」
思わぬ緊急事態に頭を抱える。
まさか友が話していたアニメのキャラクターになるなど夢にも思わなかったぞ…!!
(…エンデヴァーは確か轟焦凍の父親だったな……そして幼いころに事件が遭って反抗期になる……なんということだ友よ…俺は高校生だというのに高校生の息子の反抗期を受けねばならないのか…!?!?)
まさかの事態にまたもや頭を抱える。
……とりあえず、今現在の状況を把握せねばなるまい…。
少なくとも俺はもう下川Aではないという事、それだけは分かっただけでも上々だ。
貴方「……情報は、人の居る所か……この際テレビでも十分か…」
口元の酸素マスクを外せばベッドから降り、そのまま点滴台を引き歩き出す。
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しゃい - 設定の知ってる情報がw面白い！けど大体はあってる、、まあもちろん好きに成りますよね (2020年3月29日 0時) (
レス) id: 7bcfa840f4 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 本当に無理難題を引き受けて下さってありがとうございました。
あとたくさんコメしてコメ欄をお邪魔しまくってて申し訳ありません。
ほんとこの作品大好きです、作者さんのファンになりました♪
ムリなさらないでご自分のペースでがんばって下さい。 (2018年11月28日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
ミント - シリアスからの、いつも通りのほのぼの？で終わっていて安心しました。
もう一つのリクエストまで受けてくれるみたいでありがとうございます。
でももうほんと、ムリはなさらなくて大丈夫ですからね？こちらだけでももうお腹いっぱいなんでw。 (2018年11月28日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
ミント - こんにちは。リクエスト作品、受け付けて頂き…ありがとうございました。(*^o^*)
ご多忙な時期だったみたいなのに申し訳ないです、更には難産だったみたいで…悩ませてしまって。
難産だけあってとてもステキな作品に仕上がってた、と思います。 (2018年11月28日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
フリスク(プロフ) - んー…映画であったあれかな？(映画閲覧済み) (2018年10月25日 17時) (レス) id: edd13e8249 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2018年7月18日 3時
