不穏な空気 ページ1
『シミにならなくてよかったわ』
「ありがとうございました」
『いえいえ。私の方こそ本当にごめんなさいね』
『じゃ、ジョンインたちのとこに戻ろっか』
「そうですね」
『あ〜 そうね。行かせてあげたいところなんだけど』
「え？」
『ごめんなさいね。
あなたたちに恨みは無いのよ？』
「……」
『…何ですか？』
突然空気が変わった
スーツ姿の男性が数人で私たちを囲む
『誰？何なの？』
「オンニ…」
『うわ、めっちゃ可愛い子』
『2人いるけど』
『どっちの子なんですか？』
何の話をしているのか全くわからない
男の人たちに上から下まで品定めするように見られて、気分が悪い
『ダジョンさん
この子で間違いないわよね？』
「えっ
ダジョン…さん？」
聞き間違いかと思ったけれど
ヒールをコツコツと鳴らして現れた彼女を見て
全身から血の気が引くのを感じた
『ええ、間違いありません。ご協力ありがとうございます』
『私の役目はこれで終わりよね？』
『はい。父に伝えておきますね、“私のために力を貸してくれる素敵な人だ”と』
『ふふ、ありがとう』
私のドレスにお酒を零した女性は
ダジョンさんに挨拶をして、その場を去って行った
お二人は…知り合いだったということ？
『ちょっとあんた、何を企んでるの？』
『あなたは…○○グループのナム・ソユンさんですよね。
驚きました。あなたもAさんとお知り合いだなんて』
『Aちゃんは私の妹みたいなものよ。手を出したら許さない』
『ふふ…気が強いんですね』
ダジョンさんが1人の男性に合図をする
『あなたはソユンさんのお相手をして差し上げて』
『は？
お相手なんて必要ありませんけど』
『そう言わずに』
『俺 気の強い女の子好きだなぁ。すごい美人だし。
楽しく遊ぼうよ』
オンニの腰を抱き寄せ顔を近づける
私は驚いてその様子を見ていることしか出来なかった
『俺の部屋来る？君ならスイートルームでも良いよ』
『気安く触らないで』
『いてっ、』
オンニは容赦無く 男性の頬に平手打ち
格好良い…
『気持ち悪い。消えて。
私はその辺の安い女とは違うの』
『…調子乗りやがって』
『1人じゃ手に負えないようね。あなたたちも行って来て』
『はい』
『ちょ…
触らないで！やめてってば！』
「オンニ！
待ってください、どこに連れて行くんですか！」
『大丈夫ですよ。ちょっと静かにしてもらうだけです』
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そら(プロフ) - とても面白くて一気読みしちゃいました！！また読みにきます！ (2022年4月1日 23時) (
レス) @page28 id: ba25a8467e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - わーいジョイナ^_^ (2020年3月30日 22時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 何回も何回も読み返しているので続編の更新本当に嬉しいです。毎日イヤなニュースばかりですが楽しみがまた出来ました。ありがとうございます。 (2020年3月30日 22時) (レス) id: 5075b515c0 (このIDを非表示/違反報告)
こゆ(プロフ) - 以前から少し拝見させて頂いてましたが、時間が空いてしまったので初めから一気に読み直しました！ 何度読んでもニヤニヤして、胸が痛くなってとても感情移入して読んでいました！楽しかったです、ありがとうございました！ (2020年2月11日 13時) (レス) id: 448e876d4c (このIDを非表示/違反報告)
sumi(プロフ) - はじめまして^^* 始めからがーっと！一気に読みました！泣いた泣いた(；A；)面白かったです！レモンさん感動ありがとうございましたー！ (2020年1月4日 18時) (レス) id: 8b7afa5c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2019年8月17日 12時
