皿洗い ページ24
『ごちそうさま！
パクさん、今日の晩ご飯も美味しくいただいたよ』
『お口に合って良かったです』
「ごちそうさまでした。本当に美味しかったです」
『ふふ、ありがとうございます』
「食器洗いますね」
テーブルの上の食器をいくつか手に持ち席を立つ
『ジョンインも偶には手伝ったらどうだ？』
「え？」
『お前食器洗いなんてしたことないだろ。それどころか自分で食器を運んだことすらないはずだ』
「はい。一度もありません」
『良い機会だから家事を手伝ってみろ。何事も経験だからな』
「…何事も経験」
『あらあら
そうおっしゃいますが、会長も家事のご経験がないのでは？』
『ん？ははっ そうでしたね』
「何なんですか」
『まぁ細かいことは良いじゃないか。
な？パクさん
2人に任せてみるのも楽しそうじゃないかい？』
『そうですね、ふふ』
『Aちゃんはどうかな？全部任せても大丈夫？』
「私は構いませんが…ジョンインさんは大丈夫ですか？」
『こいつは大丈夫だよ！人は色んな経験を積んで大人になっていくんだ』
「なんで父さんが答えるんですか」
『良いだろう？』
「良いですけど。食器洗いくらいなら出来そうですし」
『じゃあ決まりだな。
Aちゃん、ジョンインに気を遣わず何を頼んでくれても良いからね？よろしく頼むよ』
「えっと…はい。わかりました」
『ではパクさんと私は向こうで待っていよう』
『そうしましょうか』
……というわけで
急遽 ジョンインさんと2人で食器洗いをすることになった
「私が洗うので、ジョンインさんは濯いでもらっても良いですか？」
「わかった」
私はスポンジに洗剤をつけて洗い始め
ジョンインさんは私の手元を見て待っている
こうして隣り合ってみると、シンクって狭いんだな…
今にも腕が触れ合いそうな距離でドキドキしながらお皿を洗う
「…じゃあ、これ…お願いします」
「うん」
泡のついたお皿を受け取るジョンインさん
指先が触れそうで緊張しているのはきっと私だけ
ふー…少し落ち着かないと
ジョンインさんに気づかれないようにこっそり深呼吸
((ガシャンッ
「？」
「あ」
ピタッと動きを止めるジョンインさんの視線の先には
半分に割れたお皿
どうやら滑って落としてしまったらしい
「やっちゃった」
「あっ、待ってください！手で触ったら…」
割れたお皿を拾ったジョンインさんの手からは血が出ていた
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レモン(プロフ) - みみももさん» コメントありがとうございます！じれったいですよね〜 もうしばらく不器用な2人の生活をお楽しみください(笑) (2016年10月28日 10時) (
レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
みみもも(プロフ) - いつも楽しみに読ませてもらってます！ジョンインの気持ちも知りたいですね(><) (2016年10月26日 20時) (レス) id: 4279d10aea (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - さえさん» コメントありがとうございます！いつも読んでくださりありがとうございます(*^^*)ジョンイン社長、少しずつ変わってきてますね？この先どうなるか…お楽しみに！(笑) 更新頑張ります！ (2016年10月26日 9時) (レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 和子さん» コメントありがとうございます！ドキドキしていただけて嬉しいです(o^^o)続きも頑張りますね！ (2016年10月26日 9時) (レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - お久しぶりのコメントです！笑いつも楽しく読ませて頂いてます！！遂にジョンインも、、？ととてもドキドキしながら読んでます(^^)更新楽しみに待ってますー！！ (2016年10月25日 19時) (レス) id: 74d5d29218 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2016年7月14日 0時
