恥ずかしくなる ページ44
「読書が趣味なんて嘘だろ？」
『……』
「用もないのにここまで来るな。それに、図書館の中をそんな高いヒールで音を立てながら歩いたら迷惑」
『…っ
何度電話をかけても通じないから自分で調べてここまで来たんじゃないですか。ジョンインさんが電話に出てくだされば、私だってこんなことは』
「俺はあんたの連絡先なんて知らない」
『え？』
「聞かれてないし聞いてもない。それも俺以外の人から得た情報だろ」
『…私に恥をかかせたいんですか？』
「あんたが勝手に恥かきに来たんだろ。人の所為にすんなよ。
そもそも俺に会いたいって言うけどさ、なんで会いたかったわけ？」
『それはもちろん…』
ジョンインさんに質問された後
私の顔を見て意味深長な笑みを浮かべる
『ジョンインさんに魅力を感じたからです』
「……」
『私実はずっと前からジョンインさんのことが気になっていたんです。理想のタイプにぴったり当てはまるので。
そしてお見合いの席にジョンインさんが来てくださったときに確信したんです。この方が私の運命の相手だと』
そう言いながら私の目を真っ直ぐ見つめる
これは…宣戦布告、だろうか
『ジョンインさんは大企業の社長という立場にある方ですから、結婚相手には家柄はもちろん教養や容姿などの条件が付き物だと思っていました。
私は全ての条件においてジョンインさんの相手に相応しいという自信があります。
それなのに
実際の結婚相手は…』
私の足元から顔までじっくりと見られるので居心地が悪い
私がジョンインさんに相応しくないと言いたいのだろう
…わかってますよ、自分でも
『一般家庭で育った方だと聞いていましたが、それは本当ですか？』
「はい」
『それでは今の生活は大変なこともあるでしょう？今までと違いすぎて』
「…そう、ですね。慣れないことはあります」
『あえて庶民の方をお選びになったのだから一体どんな美貌の持ち主なのかと…ふふ、意外に普通の方で驚きました。
育ちというのは
良い服で着飾っても隠しきれないものですね』
「……」
そんな言い方しなくても、と思う一方
綺麗な格好をしているからジョンインさんの隣を歩いても大丈夫だと思っていた 自分の本心を読まれたようで
恥ずかしくて
顔が上げられない
『お母様は納得なさっていないでしょう？私ならきっと認めていただけるはず』
「黙れ」
『え…？
ジョンインさん、』
「黙れって言ってんだよ」
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レモン(プロフ) - ももたろうさん» いつも応援ありがとうございます！更新頑張ります！！*\(^o^)/* (2016年7月18日 12時) (
レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ももたろうさん» お久しぶりです〜！お忙しかったんですね、お疲れ様です^ ^ 胸キュンしていただけて光栄です！すごく嬉しいです(o^^o)これからも素敵なジョンインさんを書けるように頑張ります♪ (2016年7月18日 12時) (レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう - 今まで同様、応援しています！！更新楽しみに待ってますね〜 (2016年7月17日 20時) (レス) id: cecc1bba60 (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう - レモンさん、お久しぶりです！最近忙しくてなかなかお話を読めずにいたのですが、復帰させていただきました(笑)だいぶお話が進んでいますね。いやーやっぱり胸キュンポイントがドストライクで、レモンさんの書くジョンイン好きだな〜と改めて実感しました(*^^*) (2016年7月17日 20時) (レス) id: cecc1bba60 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - j-s-sさん» コメントありがとうございます！癒されるだなんて〜照れますね。すごく嬉しいです(o^^o)更新頑張ります☆ (2016年7月11日 21時) (レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2016年3月26日 17時
