車 ページ39
ジョンインさんが食事を終えた後
キッチンを片付けてから、身支度を整えるために自室へ戻る
奥様にいただいたワンピースを着て
髪を一つにまとめて
メイクを直して
靴は…
((コンコン
「用意終わった？」
「あ、
はい。今行きます」
廊下からジョンインさんの声がしたので、ゆっくりとドアを開ける
「お待たせしました」
「ううん、どっちかっつーと待たせたの俺でしょ。
もう行ける？」
「はい」
「じゃあ行こう。車出す」
「え！」
「…
何か問題ある？」
「あっ いえ、そうじゃなくて…
その……ジョンインさんが運転してくださるんですか？」
「俺じゃなきゃ誰が運転すんの。あんた免許持ってる？」
「いえ…持ってません」
「遠慮ならいらないから。
ほら、行くよ」
軽い足取りで階段を降りていくジョンインさん
私は深呼吸をしてからその後を追った
「……」
私が玄関で ハイヒールにするかフラットシューズにするか迷っているうちに、ジョンインさんは車に乗っていて
外に出た私は車内のどこに座っていいものか迷っていた
普通なら助手席だろう
でも緊張するから後部座席が良い気もする
…というか
いきなり助手席に乗り込んだらジョンインさんを驚かせてしまうだろうか
馴れ馴れしい？
図々しい？
もしかしたら
不快に思うかもしれない
落ち着いて考えなきゃ
落ち着いて、冷静に、慎重に…
「おーい
何してんの？」
「へ？あっ
お待たせしてすみません！」
「それはいいけど。とりあえず乗りなよ」
「…はい」
車を見つめたまま動かない私を見てジョンインさんが首を傾げている
早くしなきゃ。これ以上待たせることはできない
よし、
ここは様子見ということで後部座席に乗ろう
「失礼しまー…」
「あ、そっか」
「え？」
私がドアノブに手を伸ばした瞬間
何かを思いついたようにジョンインさんが車を降りた
「こういうときって男がドアを開けるんだっけ」
「！」
そう言いながら助手席のドアを開ける
「はい、どうぞ」
「あの…えっと…
すみません」
「俺の方こそ気が利かなくてごめん」
「そんなことありません！私が」
「ははっ
いいから乗りな」
「…はい。ありがとうございます」
軽く頭を下げて車に乗り込む
はぁ……
結局 失敗してしまった
様子見どころか
ジョンインさんに誤解を与え、ドアまで開けさせることに…
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レモン(プロフ) - ももたろうさん» いつも応援ありがとうございます！更新頑張ります！！*\(^o^)/* (2016年7月18日 12時) (
レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ももたろうさん» お久しぶりです〜！お忙しかったんですね、お疲れ様です^ ^ 胸キュンしていただけて光栄です！すごく嬉しいです(o^^o)これからも素敵なジョンインさんを書けるように頑張ります♪ (2016年7月18日 12時) (レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう - 今まで同様、応援しています！！更新楽しみに待ってますね〜 (2016年7月17日 20時) (レス) id: cecc1bba60 (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう - レモンさん、お久しぶりです！最近忙しくてなかなかお話を読めずにいたのですが、復帰させていただきました(笑)だいぶお話が進んでいますね。いやーやっぱり胸キュンポイントがドストライクで、レモンさんの書くジョンイン好きだな〜と改めて実感しました(*^^*) (2016年7月17日 20時) (レス) id: cecc1bba60 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - j-s-sさん» コメントありがとうございます！癒されるだなんて〜照れますね。すごく嬉しいです(o^^o)更新頑張ります☆ (2016年7月11日 21時) (レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2016年3月26日 17時
