母の気持ち ページ24
あれから約3時間
窓の外が薄暗くなるまで、私は1人でキッチンに籠もっていた
『失礼致します。
Aさん、そろそろ夕食の支度を……わぁ』
「お帰りなさい。すみません、すぐに片付けますね」
『…
これ全てお作りになられたんですか？Aさんお一人で？』
テーブルの上には、買い出しから帰って来たパクさんに驚かれるほどの量のフライドチキンが出来上がっていた
「すみません。試行錯誤しているうちに増えてしまって」
『あら、こちらはソースですか？』
「はい。
フライドチキン自体はパクさんのレシピで作り、そこに味の違うソースを付けて食べるのはどうかと思いまして」
『なるほど。それで色々な味を試していたのですね』
「甘辛いソースやニンニクをベースとしたソース、照り焼き風のソースも作ってみました。
チキンの味を少し抑えめにするとどんなソースでもよく合うようです」
『ふふ、なんだか商品開発のようですね』
「そう…ですね。張り切りすぎてしまいました」
反省しながら片付けをしている私にパクさんが微笑みかける
『嬉しいです』
「え…？」
『私は長年この家でジョンイン社長とその周りに集まる方々を拝見して参りましたが、社長のために一生懸命になってくださる方はジュンミョンさん以外にいらっしゃいませんでした』
「……」
『それぞれの事情があって社長に近づくのは仕方のないことなのかもしれません。ですが、私はそんな社長の様子を見ていていつも胸が痛かったのです』
そうか
ジョンインさんがジュンミョンさんにとって弟であるように
パクさんにとっては息子と同じくらい大切な存在なんだ
『ジョンイン社長がご結婚なさると伺ったときはとても心配しましたが、お相手がAさんで本当によかったです。このように愛に溢れ、人を大切にすることの出来る方で安心しました。
これからも
ジョンイン社長をよろしくお願いします』
目に薄っすらと涙を浮かべたパクさんが私に頭を下げる
「待ってください。そんな、私は何も…」
『そのままでいてください。Aさんはそのままのお気持ちでジョンイン社長のお傍に居ていただければ、それで充分なのです』
「……」
パクさん
肩が震えている
「…
これからもお傍に置いていただけるよう、努力します。
ですからパクさんも
ジョンインさんのお傍に居てください」
『！』
「これからも、ずっと」
『……
ふふ
そうですね』
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レモン(プロフ) - ももたろうさん» いつも応援ありがとうございます！更新頑張ります！！*\(^o^)/* (2016年7月18日 12時) (
レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ももたろうさん» お久しぶりです〜！お忙しかったんですね、お疲れ様です^ ^ 胸キュンしていただけて光栄です！すごく嬉しいです(o^^o)これからも素敵なジョンインさんを書けるように頑張ります♪ (2016年7月18日 12時) (レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう - 今まで同様、応援しています！！更新楽しみに待ってますね〜 (2016年7月17日 20時) (レス) id: cecc1bba60 (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう - レモンさん、お久しぶりです！最近忙しくてなかなかお話を読めずにいたのですが、復帰させていただきました(笑)だいぶお話が進んでいますね。いやーやっぱり胸キュンポイントがドストライクで、レモンさんの書くジョンイン好きだな〜と改めて実感しました(*^^*) (2016年7月17日 20時) (レス) id: cecc1bba60 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - j-s-sさん» コメントありがとうございます！癒されるだなんて〜照れますね。すごく嬉しいです(o^^o)更新頑張ります☆ (2016年7月11日 21時) (レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2016年3月26日 17時
