食べ過ぎ注意 ページ15
『キンパも美味しいです！何か隠し味とかあるんですか？』
「特にはないのですが…最近美味しい塩を見つけたので、もしかしたらそれかもしれません」
『なるほど！塩ですか』
私がジュンミョンさんの質問に答えながらジョンインさんの様子を窺うと
もぐもぐしながら唇を尖らせて、不機嫌な顔をしていた
『そんなに睨むなよ〜 ジョンイナ。怖いって』
「…ヒョンの嘘つき」
『え？』
「だって。
“少し”って言ったのに
“ナムルを”って言ったのに
結局、キンパも他のおかずも食べたじゃないですか」
『確かに色んな種類食べたけど、どれも少しずつだろ？まだいっぱいあるし』
「俺の弁当なのに」
『でも、』
「俺の弁当」
『……』
「俺の」
『…だぁー！
わかったよ。僕が悪かった！
今度美味しいものご馳走するから許してよ』
「……」
相変わらず唇を尖らせたままのジョンインさん
困っているジュンミョンさん
ジュンミョンさんには申し訳ないけど、私はそのやり取りを見ているのが楽しかった
「ジョンインさん、おかずやご飯の量は足りそうですか？足りないようでしたら次からはもう少し増やしますが」
「…いや、平気。足りると思う」
「それはよかったです。明日もお弁当を作って来て宜しいですか？」
「うん。あんたが良ければ頼むよ」
「では明日はジョンインさんがお好きなものをお作りしますね。ご希望は帰ってからお聞きしますので、考えていてください」
「わかった」
「あ…そういえば
野菜のスープも作って来たので是非飲んでみてください。まだ温かいと思います」
スープジャーの蓋を開けてジョンインさんの前に差し出す
「…弁当にスープって持って来れるんだ」
「はい。容器はご自宅にあったものをお借りしたのですが、使ったことはありませんか？」
「うん、無いな。まず手作りの弁当を食べたのも今日が初めて」
「……」
“あの人料理できないんだ。キッチンに立った姿も見たことない”
“お袋の味とか気にしなくていいよ”
ジョンインさんは以前そう言っていた
本当に一度も無いんだ…
子どもの頃、ジョンインさんはどんなものを食べていたのだろうか
お弁当はジョンインさんにとって嬉しいものではなかったのだろうか
私のお父さんが作るお弁当は不恰好だったけど
すごく 嬉しかったのに
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レモン(プロフ) - ももたろうさん» いつも応援ありがとうございます！更新頑張ります！！*\(^o^)/* (2016年7月18日 12時) (
レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ももたろうさん» お久しぶりです〜！お忙しかったんですね、お疲れ様です^ ^ 胸キュンしていただけて光栄です！すごく嬉しいです(o^^o)これからも素敵なジョンインさんを書けるように頑張ります♪ (2016年7月18日 12時) (レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう - 今まで同様、応援しています！！更新楽しみに待ってますね〜 (2016年7月17日 20時) (レス) id: cecc1bba60 (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう - レモンさん、お久しぶりです！最近忙しくてなかなかお話を読めずにいたのですが、復帰させていただきました(笑)だいぶお話が進んでいますね。いやーやっぱり胸キュンポイントがドストライクで、レモンさんの書くジョンイン好きだな〜と改めて実感しました(*^^*) (2016年7月17日 20時) (レス) id: cecc1bba60 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - j-s-sさん» コメントありがとうございます！癒されるだなんて〜照れますね。すごく嬉しいです(o^^o)更新頑張ります☆ (2016年7月11日 21時) (レス) id: 5dccc102a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2016年3月26日 17時
