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取り敢えず洗い物を終えて、さっきまで皆さんで食事をしていたテーブルの椅子に座ると私は目の前の兄者さんに全てを話すことになった


兄者さんは何も言わず私を見ながら話を聞いてくれていた

A「…というわけです」


私がちらっと兄者さんを見ると兄者さんはコーヒーを一口飲むと口を開く


兄者「なるほどね……それで、Aさんはおついちには告げないんですか?」

何をと聞かなくても分かる

つまりは告白をしないのかということだ

私は兄者さんに入れてもらったカフェが入ったマグカップを両手で包む

A「……怖いんですよ」


兄者「………」

A「あれだけ好きだった彼だったのに突然別の人に乗り替える……そんな風におついちさんに思われたくなくて……」

散々、おついちさんに彼の事を話していてなのにこんなにもアッサリ乗り替えるのかと幻滅されたくなくて想いを告げることができない

私はおついちさんみたいな素敵な人に相応しくないんじゃないかと

それに彼には他に好きな人がいる

私の想いを告げても優しい彼はきっと困ってしまうだろう

A「それにおついちさんには好きな人がいるみたいですし、私が告げても叶わないんです……っ」

自分で声に出して胸が痛くなる

ボンヤリと視界か揺れる

頬を涙が伝う

突然泣いてしまって兄者さんに申し訳なくなって下を向くと

兄者「……まさか本当に気付いてなかったのか」


ボソッと兄者さんが何かを言っていたがあまりにも小さい声だったので聞き取れなかった

私は涙を拭っていると、突然


バン!

と大きな音を立ててドアが開いた

2人でそちらを見ると、そこにはーー

「…何、泣かせてるんだよ」

鋭い瞳をして、兄者さんを睨む1人の男性


A「……っ……おつ…いちさん」



おついちさんがいた

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設定タグ:おついち , 2BRO , 兄者弟者おついち   
作品ジャンル:恋愛
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時音(プロフ) - 苺女さん» 作品を読んでいただきありがとうございます!苺女様のお三方様には何度読んでもドキドキしてしまいます!怪我はようやく良くなりました^_^お優しいお言葉ありがとうございます>.<苺女様の作品も楽しみにしてます! (2022年4月26日 9時) (レス) id: fdd0a3b48a (このIDを非表示/違反報告)
苺女(プロフ) - こんにちわ!男前な先生素敵すぎます(*´ω`*)お怪我の具合はいかがですか、ご無理せずに時音さんのペースで療養ください⭐︎ (2022年4月25日 13時) (レス) id: def4290d89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時音 | 作成日時:2022年2月27日 3時

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