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しばらく抱き合っていると、おついちさんが急に顔を上げてリビングの出入口のドアに視線を移した


私はどうしたのかとおついちさんの顔を見つめていると、

おついち「……いい加減出てきたら?」


おついちさんがドアに向かってそう言うとスッと扉が開きひょこっと兄者さんと弟者さんが顔を覗かせた


弟者「えーと……いつから気付いてたの?」


弟者さんは申し訳なさそうな顔をしておついちさんに聞いた

おついちさんは私を抱き締めながら、ニッコリと微笑んだ

おついち「最初からに決まってるでしょ?」


笑ってはいるが、目が何故か笑っていない


弟者さんもそれに気付いたのかヒッと怯えた声を出して兄者さんの後ろに隠れた


兄者さんはやれやれと肩を竦めてた


兄者「でも、漸く付き合うことになって良かったよお二人さん」


兄者さんは優しくそう言って私達を祝福してくれた
それに伴い弟者さんもおめでとうと笑って言ってくれた

このお二人には色々と話を聞いてもらってくれていたから私は感謝をした

A「兄者さん、弟者さん…色々とありがとうございました」

私が頭を下げるとお二人はいいえーと言ってくれた

兄者「それにしても、やっとおついちの片想いが叶ってホッとしたよ」

兄者さんの言葉に私はえっと思って驚いた顔をした

やっと?

A「やっとって……?」

私の言葉に兄者さんは怪訝そうな顔をした

おついちさんは「ちょっと兄者!」と慌ててる

兄者「…あれ?もしかして、おついちさんまだ話してなかったの?」

兄者さんはあちゃーって顔をしておついちさんを見ていた


おついちさんは顔を手で覆って、私から目を反らした

私はジーッとおついちさんを見上げているとおついちさんは観念したのか、口を開いた

おついち「…降参…全部話すよ」

そう呟いて顔を赤くしていたおついちさんが可愛かったのは言うまでもない

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設定タグ:おついち , 2BRO , 兄者弟者おついち   
作品ジャンル:恋愛
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時音(プロフ) - 苺女さん» 作品を読んでいただきありがとうございます!苺女様のお三方様には何度読んでもドキドキしてしまいます!怪我はようやく良くなりました^_^お優しいお言葉ありがとうございます>.<苺女様の作品も楽しみにしてます! (2022年4月26日 9時) (レス) id: fdd0a3b48a (このIDを非表示/違反報告)
苺女(プロフ) - こんにちわ!男前な先生素敵すぎます(*´ω`*)お怪我の具合はいかがですか、ご無理せずに時音さんのペースで療養ください⭐︎ (2022年4月25日 13時) (レス) id: def4290d89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時音 | 作成日時:2022年2月27日 3時

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