【ヒロアカ】灼爛殲鬼の器 (ページ23)

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二十一鬼ページ23

飯田
「ぼ…僕は私立聡明中学出身、飯田天哉だ」

爆豪
「聡明～！？くそエリートじゃねえか、ぶっ殺し甲斐がありそうだな」

飯田
「君ひどいな、本当にヒーロー志望か！？」

万由里の言う通り、初対面の相手にも暴言を吐く爆豪。万由里は相変わらずだなと笑っていた

万由里
「仲良くすればいいのに……ね、出久？」

「へっ！？」

声がするほうを向けば、そこに居たのは緑髪の男の子

万由里
「こっちがもう1人の幼なじみ、緑谷出久」

緑谷
「よ…よろしく」

万由里の言った通りだなとみて感じとった琴里

琴里
「焔鬼琴里よ、私は自分の席に行ってるわ」

万由里
「ほーい。私はもうちょっと話してる～」

別れという程の距離ではないが、万由里と1度離れ、自分の席に座る琴里
琴里の席は窓際の1番後ろ
隣には万由里の席があり、右斜め前には焦凍の席がある。知り合いの近くであることに一安心しる琴里

すると、琴里の前から声が掛かる

「あの…同じ、雄英生なんですよね？」

琴里
「えぇ、制服は違うけど正式な雄英生よ」

「そうなんですね。私、八百万百と申します」

琴里
「焔鬼琴里、よろしく百」

名前で呼ばれたのが嬉しかったのか、八百万はニコニコしていた

八百万
「それで、制服が違うのはどうしてなのですか？あちらの方も違うようですが…」

琴里
「これは特別生の制服。今年から始めたから教師側からも分かりやすくするように制服が違うの」

八百万
「そうだったのですね、ということは…琴里さんは素晴らしい生徒という事なのですね！」

改めてそう言われると照れてしまう琴里。そんな中、教室の戸の方から声がした

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ここは…ヒーロー科だぞ」

(((なんか！！！いるぅぅ！！！)))

「はい。静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠くね」

相澤
「担任の相澤消太だ。よろしくね」

琴里
(この人が担任…どっかで…)

見覚えのある顔をみてしばらく考えるが、すると相澤は自分が入っていた寝袋からあるものを取り出す

相澤
「早速だが、体操服着てグラウンドに出ろ」

本当に急なことに驚いたが、体操服を受け取り更衣室で着替えグラウンドに向かう

琴里
(思い出した…確か雄英側から教師の資料を受け取った時に。なるほどね…面倒だけど面白いかもしれないわね)