【ヒロアカ】灼爛殲鬼の器 (ページ19)

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十八鬼ページ19

雄英高校の校長である根津に呼び出された琴里は次の日、雄英高校にいた
呼んだ根津がいるであろう校長室に入ればそこには見覚えのある顔が

琴里
「万由里…それに、折紙！」

折紙
「お久しぶりです、琴里さん」

万由里の隣にいた銀髪の少女
彼女は天城折紙

彼女も10年前の研究所で救助された1人で、同じスターズに所属しているが、彼女は基本的にデスクワークが主な仕事のため、琴里や万由里と顔を合わせるのは基本的に珍しいことである

根津
「さて、全員そろったところで…改めて君たちに話そう」

根津
「君たち3人を、雄英高校の特別生として入学してもらいます」

万由里
「うん、まぁそれはいいんだよ…元々受ける気だったしさ。でも特別生ってなにさ？」

根津
「いい質問だね。それじゃあ、普通生徒との違いについて説明しよう」

そろりと手を挙げた万由里の質問についての説明を始める根津

根津
「まず1つは、制服が違うのさ。これは他の生徒からも教師からも違いが分かるようにする為の配慮さ」

根津
「2つ目は、試験などは一切無し。君たち3人は今ここで合格という扱いになる」

万由里
「はぁーそりゃ楽ちん」

試験がないことを知り、楽に入学出来ると分かり肩の力が抜ける万由里

根津
「3つ目は、学生証と同時にヒーローとしての免許も与える。君たちスターズならすでにもってるだろうけど、この免許は雄英生としての免許だ。それに君たちはプロヒーロー並の力を持っている」

折紙
「仮免試験も飛ばせるんですか….」

根津
「そして最後に…これは特別生としてではなく、君たちが研究所出身だから言うことだ」

3人の間に緊張感が走る
今までとは違い特別生ではなく研究所出身であるためだと聞けばさらにだった

根津
「君たちな安全は僕達教師陣が責任をもつ。何か困ったことがあれば、遠慮なく僕達を頼ってくれ」

根津が話したのは、教師としての優しさだった

それを聞いた3人は思わず笑みを浮かべた。少し前の自分たちなら、大人にこれ程優しくしてくれる環境なんて有り得なかったからだ

すると根津は3人を見回して改めて話す

根津「天城折紙さん」

折紙「…はい」

根津「獅子条万由里さん」

万由里「はい！」

根津「焔鬼琴里さん」

琴里「はい」

根津「ようこそ、雄英高校へ。教師陣は君たちを歓迎するよ」

この日、琴里達3人の雄英高校入学が決定した