two of a kind *Mako's story*

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「よし、みんな揃ったから…かんぱーい！」



少ししてメンバーが全員揃うと、みんなでグラスを鳴らした。

他愛もない話をしながら箸を進めて、またAちゃんが来ないかななんて密かに思っていると、斜め前に座ってる永嗣と目があった。



「なぁ、マコは あの子とはどうなってんの？」

「え？」

「気になる店員の女の子だよ」



永嗣の直球すぎる質問に、みんなの耳がこちらに向いてる気がするけど…。



「別にないって」

「えぇ？アプローチしてないの？」

「まぁ…店には結構来てるけど」

「もっと積極的にいけば？」



これでも積極的なんだよ。

って思いながら、少し照れくさいのを隠すように笑った。



「篤人は？」

「へ？」

「篤人は、相変わらず好きな子とかいないの？」



俺から視線をずらして、今度は俺の向かい側にいるウッチーに質問する永嗣。

次のターゲットは、どうやらウッチーらしい。



「あー…どうかな？」

「あれ？出来た？好きな子」

「いや。好きな子とかじゃないけど」

「けど？」



「なんか気になる…感じ」



そう言ったウッチーに ちょっと驚いて、おもわず俺は永嗣と顔を見合わせる。

そんな子がいるなんて、聞いたことなかったのに。

いつの間に出来だんだろう？



「へぇー。篤人にも、ついにそういう子が現れたか！」



そう言いながら、少し興奮気味にウッチーの肩へ腕を回す永嗣。



「いやいや。そういう子ってなに？」

「好きな子だろ？」

「だから、少し気になるだけだって」



ウッチーの顔は困った表情をしながらも、どこか照れているようで。

やっぱりウッチーに、気になる女の子が出来たことに間違いなさそうだった。







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