愛しのあの子はドーナツ屋。 (ページ46)

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可愛い妹様達。ページ46

その後真っ赤になったカタクリ君が倒れたので、枕元に置いてあったナースコールのようなものを連打してカタクリ君はクラッカー君に回収されていった。

そして日は流れて医務室生活4日目、相変わらず仕事の合間に求婚してくるカタクリ君と一緒に、彼の可愛い兄妹たちが時たま遊びに来るようになった。

ブ「Aお姉ちゃん！遊びに来たわよ！」

『ふふ、今日はおひとりですか？ブリュレ様。』

ブ「うぅん、今日はガレット達も一緒なの。
ガレット、ポワールおいで！」

ガ「ねえちゃ、早い！」ポ「ちかれた！」

ひょこりと顔をのぞかせたブリュレ様が手招きすると、ピンクの髪の女の子2人ふぅふぅ言いながら部屋に入ってくる。

ガ「Aちゃん！」ポ「おあよ！」

『お二人共おはようございます。
ガレット様とポワール様は今年3歳では…？こんなにきちんと歩けるもんなんですねぇ。』

ブ「まぁママの血を引いてるし、他の子と比べれば成長は早いかもね。
ふふ、今日もカタクリお兄ちゃん来たの？綺麗なお花ね！」

『毎日持って来てくれるんですけど、飾る場所がなくて…そうだ！』

元気よく私の座るベッドに飛び乗る二人の頭を撫でたあと、ブリュレ様が愛でている花を1輪抜き水気と葉を綺麗に取って耳元に差しいれる。

『うん、花瓶にいるよりこっちの方がずっと素敵。
花も綺麗な子の髪で映えれば喜ぶし。』

ブ「もう、Aお姉ちゃんはお世辞が上手ね。でも嬉しい！似合うかしら？」

『えぇとっても、私が男だったらお付き合いしてもらいたいくらい！』

ガ「ずるーい！」ポ「わたしたちも！ほしー！」

『ふふ、少しお待ちくださいねお嬢様方。』

ニコニコと嬉しそうなブリュレ様に続いて、ガレット様たちの気に入った花をそれぞれの髪に差し入れた。
下の兄弟や姉妹が欲しいと思っていたから、3人の反応はとっても可愛い。