同居人の神ちゃん【緑】

体育祭 ページ6

.



競技の練習も1回だけ

あまり体育祭に力を入れていない俺らの学校に



一人、熱いやつ



『赤゛組゛い゛け゛ぇ゛〜！！！！！』



色別対抗リレーでの待機時間、

ドスの聞いた声で応援するAに笑いが止まらんかった



神「俺が走ってる時も声聞こえるんかな」



そんなことを考えていたらあっという間に俺の出番みたいで



ちなみに、アンカー。



順位は2位。前との距離はそんなに無い

ここで抜かしたらA喜ぶやろなぁ



『神゛ち゛ゃ゛〜！！！！抜かさへんかったらどついたるからなぁ！！！！！！！』



神「それは嫌やなぁ」



バトンを受け取り、走り出す



『か゛ん゛ば゛れ゛ぇ゛ぇ゛！！！！』



めっちゃ聞こえるやん笑



男子は200mやから、流石に最後の方はバテてくる



そんなところを狙って



『き゛ゃ゛ゃ゛ゃ゛〜！！！！！』



ゴールの少し手前で抜かし、見事一位



それにしてもA、もっと可愛い声で叫ばんかい



『神ちゃんほんまかっこええ！！』



神「うおっ」



いきなり飛びついてきて...走ったばっかやっちゅうねん



『あぁ〜惚れた。そのへんの女の子もメロメロやで？よかったなぁ神ちゃん』



神「いや、Aのせいで俺のくるかもしれなかったモテ期終わったからな」



『へ？』



全校生徒が見ているグラウンドの中央でいきなり抱きついて？周り勘違いしまくってるやん？？？



神「ほんまそういうところやからな！」



『えへへ、まぁこれからも私だけの神ちゃんでええやん』



神「気持ちわるぅ」



『喜ぶところやろ！』



神「あだっ...抜かしたのにどつくのありえへん！」



『あー、ごめん』



神「ええよ、戻ろ」







その後何故か、俺とAのツーショットを撮りたがる子が多かった



「付き合ってるんですよね？抱き合ってください！」



神・A「付き合ってないし汗くさいから嫌や！」






.

しりとり→←トマト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す