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「お、お母さま？……な、なにをされてますの？」
一人のまだ幼さが抜けない女性が血まみれな女性、彼女の母親に言った。
「……コレは正義なのよ。悪者をやっつけてたの」
「……せい、ぎ？」
「そう、正義よ」
母親は彼女に近づきながら言った。
「正義……悪者、悪い奴らをやっつける」
「そうよ、貴女もティファニーもお母さまみたいに悪者をやっつけるのよ」
母親は彼女を抱きしめ、頭をゆっくりと撫でた。
彼女はそれが心地よく、ふにゃりと笑った。
母親は抱きしめ、頭を撫でながらニヤりと笑った。
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「お姉さま！！、お姉さま！、おねえさま！！！、お姉さま！！！！」
酷く魘されている姉を心配している弟のティファニー。
姉は汗をかきながら苦しそうに息をし始め、更に魘された。
大きく叫ぶティファニーの声は夢で魘されているAには届かない。
「お姉さま！！！！」
そう、大きく叫んだティファニー。
すると、Aガバッとが起きた。
「ティ、ティファニー！？どうかしましたの！？」
ティファニーに呼ばされ、起きたAはティファニーに問い出した。
ティファニーはもごもごと口を動かし、なかなか言わない。
「…………ティファニー？」
Aがティファニーと言いながらティファニーの顔を除くと、ティファニーの顔はトマトのように真っ赤だった。
「………………お、お姉さまが……ひ、ひどく魘されていたから。
……辛いのかと思って、起こした。
ああ!!な、なんでもない！寝る！」
ボソッボソッとAに言ったティファニー。
しかし、ティファニーは恥ずかしなかったのかベッドの布団を頭までかぶった。
Aはクスッと笑い、ティファニーの布団で隠れている頭を撫でた。
「きゅ、急に何？お姉さま」
「フフッ……何にもありませんわ。ティファニー」
「……そう、変なお姉さま」
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作成日時：2014年12月1日 0時
