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日向 side
松「警視庁のトップ...
警視総監をな!!」
降「ぷっ...アハハハハハ!!」
松田の言葉に、降谷は大笑い。
どこか照れたように松田は降谷を見た。
松「何がおかしいんだよ?」
降「いやあ大変だと思って!
かなり出世しないと総監とお近づきになれないから!」
未だ笑って、目に涙を浮かべる降谷に松田は指さした。
松「そういうテメェは、何でポリ公目指してんだよ?」
すると降谷はどこか遠くを見るように顔を上げた。
降「ある人を見つける為さ...
急に姿を消してしまった、とても大切な女性をね...」
松「何だ女かよ?以外にチャレーなお前...」
降「だろ?」
お互い顔を見合わせて笑う2人。
私は扉を開けて2人の方へ歩いた。
「仲直り、できたみたいだね?」
松「ヒナ...お前まだ起きてたのかよ」
「松田と降谷だって同じじゃない」
降「いつからいたんだ?」
「んー...松田のお父さんの話のちょっと前辺りかな?」
松「たく...盗み聞きかぁー?」
降「いい趣味だな、ヒナ?」
「ふふっ、でしょ?」
屋上のフェンスに3人で横並んだ。
降「ヒナ、君はどうして警察官に?」
「え...わたし?」
降「あぁ、よかったら教えてくれないか?」
「あ...うん。
私も2人の理由、盗み聞きしちゃったしね」
松「...」
「私はね...
両親みたいな警察官になりたくて、ここに来たの」
降「ご両親も警察官なんだな」
「うん!2人とも本当に凄い警察官でさ。
私、小さい頃からずっと憧れてるんだ」
降「凄い警察官なんだな、ヒナのご両親は」
「...うん」
松「...」
松(A...)
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作者名:カラマ | 作成日時:2022年5月25日 23時