それから #7 ページ35
お互いの体温で温めた布団で微睡みに沈もうとしていたら
「ドイツで何がしたい？」
と、問われた
「仕事探しですかね」
「ドイツに来てまで仕事かよ」
デカデカと溜息をつき興醒めしたような顔
「当たり前じゃないですか、あ〜…でも、祖国が大使館で働けると仰ってたので大使館で働くかもです」
「ふーん…」
寂しそうに枕に顔を埋める
「そんなに家にいて欲しいですか？」
違ぇよ、とくもった声が聞こえる
「知ってます？日本からドイツって9043km離れてるんですって」
「ふーん」
「因みに時間は12時近く掛かります、でも、これからそんな時間も距離も0」
枕に埋めていた顔が、いつの間にかこちらに向いてはじっと私を見据える
「悪くねぇな」
「でしょ？それから、あなたのお父さんに挨拶しに行かないとですね」
「そうだな」
へらへらと腑抜けた笑顔に私も顔が緩む
「それから、あなたの歴史をゆっくりと体感して沢山あなたの勉強して、もっと今よりもあなたを知って行きたいです」
「充分俺の事を体感してんだろ」
「……そういうこと言ってるんじゃないんですけど
歴史ってちゃんと言いました」
「いつ来んだ」
「荷物が整い次第すぐに連絡します」
「迎えに行く」
「はい」
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のほこ(プロフ) - ゆーみやンさん» ゆーみやンさん、コメントありがとうございます！！大好きと言ってもらえて幸せな気持ちでいっぱいになりました…！！ (2023年2月16日 0時) (
レス) id: 06c7e59c98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 完結おめでとうございます*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*すごい大好きな作品でした♡ (2023年2月15日 16時) (レス) @page39 id: 23b68e9629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花鏡はパスワードを忘れた | 作成日時：2020年9月18日 22時
