それから #5 ページ33
「屁理屈だな」
「そうですね…」
庭の遠くからコツンと小気味よい、ししおどしの音が聞こえた
と、同時に妙な緊張感が客間を埋めつくした
これから戦争でも始まるのかと思えてしまう程
久しぶりのその感覚と緊張に思わず生唾を飲み込んだ
「……来る気はないか？」
「え？どこに？」
「…そのな…っ…ど……あ"っーーー！！！！分かれよ！！！」
「なんか、すみません…え、どういうことですか？来る気はないかって…？」
その真意がどういう事なのか必死に頭を回転させてみる
来る気はないか？それは昔に言われた言葉か？
それとも手紙か？
手紙だったら毎回小っ恥ずかしいものが書いてあるから、もしかしたら手紙に書いてあった言葉かもしれない
「不覚でした…」
「いや、俺が悪かった、くそ、かっこわりぃ…
手紙にも書いてねぇし、話してもねぇ…」
1度目線は庭の方にそっぽ向き、改めてまた私の目をじっと見つめた
先程までは、居心地悪そうな難しい表情ではなく意を決した強く誠実な表情
やましく心臓は加速した
まだ、それが答えかどうかは分からないけど
もしかしたら、と期待してやまない
「ドイツに来ないか？」
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のほこ(プロフ) - ゆーみやンさん» ゆーみやンさん、コメントありがとうございます！！大好きと言ってもらえて幸せな気持ちでいっぱいになりました…！！ (2023年2月16日 0時) (
レス) id: 06c7e59c98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 完結おめでとうございます*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*すごい大好きな作品でした♡ (2023年2月15日 16時) (レス) @page39 id: 23b68e9629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花鏡はパスワードを忘れた | 作成日時：2020年9月18日 22時
