#27 これから ページ27
祖国に全てを話すと
「教えてくれてありがとう」
と言って泣いて笑ってくれた
そして、あなただったんですねと
あの時と同じように包み込む様に抱き締めてくれた
懐かしい優しさと暖かさに涙が零れた
祖国は何も変わっていなかった
西欧化に急ぎ
本来を見失うなっているんじゃないかと
思っていたけど
そんな事は無かった
確かに景色や文化も変わってきてはいるけれど
祖国の優しさは変わってなどいなかった
何一つ
古びた思い出のせいで声を出し泣きじゃくった
「昔もこんな風に泣いてましたね…
私は貴方の名前を思い出せないのに
不思議と貴方と過ごした思い出はあるのです
お父さんに叱られて、よく私の屋敷に忍び込んでは
私に泣きついて
その後、お兄さんがお迎えに来て
手を繋いで帰って行ったのを覚えてますよ」
「いつの話ですか……？」
「6つ」
「的確過ぎます！」
「元気、元気
Aさん、これからどうしますか？
私はあなたが傍に居てくれればそれでいいです
男性としてでは無く女性として
貴方はどうしたいですか？」
答えは1つだった
「祖国の傍にいさせてください！！」
「では、Aさん
これから貴方の苗字は本田ですか
私と同じ本田を名乗ってください
いいですね？」
「はい！」
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のほこ(プロフ) - ゆーみやンさん» ゆーみやンさん、コメントありがとうございます！！大好きと言ってもらえて幸せな気持ちでいっぱいになりました…！！ (2023年2月16日 0時) (
レス) id: 06c7e59c98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 完結おめでとうございます*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*すごい大好きな作品でした♡ (2023年2月15日 16時) (レス) @page39 id: 23b68e9629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花鏡はパスワードを忘れた | 作成日時：2020年9月18日 22時
