#16 大人だからside亜米利加 ページ16
「君に謝りたくって」
「昨日の事でしたら、仕方がないですよ
寧ろ感謝しておりますから」
「感謝？なぜだい？」
「貴方のお陰で吹っ切れたんです」
胡散臭い微笑みを向けられて
良い気持ちになる事はない、でも俺は大人だから
「それは良かった」
と言って笑うんだ
何も吹っ切れてない顔している
「貴方は…私が思っているより大人なのですね」
「え」
思いもしない言葉だった
「ずっと私の方が子供です」
「…凄い綺麗な人がいたんだ…
赤いドレスを着ていて、とても黒い髪が魅力的で吸い込まれそうな黒い瞳、日本の美を象徴するような女性だったんだ」
もの哀しげな、その表情に口を滑らせた
後悔はしていない
この思いを殺すことは出来なかったから
「彼女が聞いていたら大変喜びますね」
白々しい表情でこちらを見上げる
「……俺は彼女にもう一度会いたい」
「どうしてですか？」
「好きだからだよ」
「……」
「君は俺のような名前を言えるかい？」
「アメリカ合衆国…それが貴方の名前でしょう？」
君はきっとこの先、京華を表に出すことはないのだろう
そう思うと、悲しく思える
「私はこれで失礼します」
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のほこ(プロフ) - ゆーみやンさん» ゆーみやンさん、コメントありがとうございます！！大好きと言ってもらえて幸せな気持ちでいっぱいになりました…！！ (2023年2月16日 0時) (
レス) id: 06c7e59c98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 完結おめでとうございます*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*すごい大好きな作品でした♡ (2023年2月15日 16時) (レス) @page39 id: 23b68e9629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花鏡はパスワードを忘れた | 作成日時：2020年9月18日 22時
