#12 美しい思い出 side普魯西 ページ12
「ここに美しい思い出でも？」
刃のような瞳の奥にはさっきまで確かにあった
不安、恐怖、怯え、迷いは綺麗になくなっている
今その瞳に奥にあるのは
虚無
それだけだ
「お前には何もないのか」
「なにもありません」
「捨てたのか」
「何をですか？」
「京華を」
暫く無言が続いた。
聞こえるのは鹿鳴館から聞こえる笑い声と
そして時折なびく風の音だけだ。
「京華はもう居ませんよ」
それが答えなのだろう
知らないフリも出来た
だが、月乃Aはしなかった。
「そうかよ」
「はい」
「じゃあ、ここにあるのは美しい思い出だけだ」
京華がもういないなら
なんでお前は嬉しそうな顔をする
もし、美しい思い出なんて言わず嫌な思いでなんて言ったらお前はどういう顔をするんだ
困るのか？
悲しむのか？
少しだけ気になる
「そろそろ戻りましょうか」
「お前が言ってた甘味屋行こうぜ」
「えぇ、いいですよ」
今はまだAのまま演じていればいい
京華でもない本当のお前を見つけ出す
絶対に
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のほこ(プロフ) - ゆーみやンさん» ゆーみやンさん、コメントありがとうございます！！大好きと言ってもらえて幸せな気持ちでいっぱいになりました…！！ (2023年2月16日 0時) (
レス) id: 06c7e59c98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 完結おめでとうございます*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*すごい大好きな作品でした♡ (2023年2月15日 16時) (レス) @page39 id: 23b68e9629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花鏡はパスワードを忘れた | 作成日時：2020年9月18日 22時
