#1 あれから side普魯西 ページ1
鹿鳴館の舞踏会から六年が経った。
あの日の夜の事は鮮明に今でも覚えている。
手を取って踊ったことも
ふと、目が合う黒真珠の瞳も
まだ、一緒にいたいと言ったことも
震える声で真実を口にしたことも
俺は覚えている。
あいつが政府の人間ならば、
会えるんじゃないかと、らしくもない希望を抱き
日本の土を踏む
煩わしい視線に腹を立たせて、
屋敷に向かう。
なぜ、迎えに来ないのか
普通は迎えに来るだろうが
そういう心配りが出来るか出来ないかで国の運命は変わるってのに
ま、俺様はそんな小さい奴じゃねぇ
俺は小鳥のように寛大な心の持ち主だからな
「ついたか…」
「お待ちしておりました。プロイセン殿」
男にしては高い声
男にしては細身の体
深々く頭を下げ、ゆっくりと頭が上がる
柔らかくも、剛毅な表情
似ても似つかない顔
「お迎えに上がれず、大変申し訳ございませんでした…不躾な行動をお許しください」
「構わねぇよ……それよりお前…」
「はい」
「あいつじゃないよな」
「あいつとは…誰でしょうか」
吸い込まれそうな黒い眼に
俺は何も言えなくなる
「いや、なんでもねぇ…案内してくれ」
「はい」
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のほこ(プロフ) - ゆーみやンさん» ゆーみやンさん、コメントありがとうございます！！大好きと言ってもらえて幸せな気持ちでいっぱいになりました…！！ (2023年2月16日 0時) (
レス) id: 06c7e59c98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 完結おめでとうございます*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*すごい大好きな作品でした♡ (2023年2月15日 16時) (レス) @page39 id: 23b68e9629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花鏡はパスワードを忘れた | 作成日時：2020年9月18日 22時
