毒のスープのお味はいかが？ (ページ5)

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第三話 ....え？ページ5

～りんご視点～

「演算......りんご？」

だれか私をよんだ？
もぅ......夜くらい寝させてよ

もうクラスとかでキャーキャー騒がれてつかれてるの！
私は......静かに暮らしたいのに

ん？......まって

いまお母さんの声でもなくお父さんの声でもなかったような......

私は閉じていた瞼を開けた

「.......え？」

私が見た景色は家の屋根じゃなかった
真っ白な部屋......

そんなことより！

「あっ！わりぃ......」

なんで...

目を開けたらこいつの顔が目の前にあるのよ！

「っ......変態！！」

「いやっ......まて！誤解だ！」

～七説明中(必死で！)～

「つまり......気づいたらここにいて私がいたから話かけようとしたらちょーど私が目を開けた...ってこと？」

「......俺が必死で話した事を三行でまとめやがった」

いや何の解決にもなってない
私が聞きたいのは脱出方法だ

......え？なんでかって？

ゲームでよくあるでしょ？異世界にとばされて元の世界に戻るってやつ

多分私の夢だから多分...いや絶対にそうなはず！

「私が聞きたいのは脱出方法のキーワードなんだけど？モブキャラさん」

「何なんだ！『モブキャラさん』って⁉︎これはゲームじゃないんだぞ！」

「私の夢なんだから...口ださないで」

「夢じゃねぇよ！」

「根拠は？」

「......ほらよ」

りんごは差し出された古い紙を2枚うけとった
内容は

～帰りたいなら一時間以内に毒入りスープを
飲め
飲むまでは君じゃあここから出られない
一時間以内に飲めなかったらお迎えがくる
ぞ～

あと1枚はこの家の地図だ

「ふぅん......まっ良くある脱出ゲームってところね」

「ただ......時間がわからないんだ」

「馬鹿ね...そのスープを使えばわかるでしょう？」

まったく...馬鹿と一緒なんて役にたたないモブキャラね

まるでRPGの町名しか言えないモブキャラのようだわ