大切な人。2

緊急。 ページ5

優子side

優子「うあー疲れたー。明日休みだぁー。」

こじはる「私もー。あ！今日マッサージ行こうかなー。優子一緒に行こうよ。」

優子「いいねー。」

朝から撮影にインタビューに収録…
体がバキバキです。

でも仕事があるからこその疲れだからありがたいな。

昨日の夜寝落ちして朝寝坊したから、携帯ずっと見てなかったわ。



ん？着信2件？
マネージャーからとか？


……Aだ。
いつもは電話はしてこないのに。
なんかあったのかな。


電話してみよ。
prrrrrrrr........「只今、電波の届かない…」

え？電波の届かないところってどこ？笑

エレベーターとかにいるのかな。
時間経ったらもう一回かけてみよ。


そういやメールも来てたな。
迷惑メールだったりして。


「山本彩」

え？さや姉？どうしたんだ？



Aが学校もレッスンも休んだのか。
しかも連絡取れないって…。


やばくないですか？
いわゆる音信不通ってやつでしょ。

なにかあったとしか考えられない。



すぐにAのとこ行かないと。


優子「しのぶ！今から新幹線で大阪行けるかな？」

しのぶ「まだ終電には間に合うと思うけど。」

優子「おっけ！ありがと！行ってくる！」

しのぶ「どうしたの、そんな急いで。」

優子「妹の様子がおかしいから見てくる！」

しのぶ「それならマネージャーに駅まで乗せてってもらいな。あとこれ。余ってたチケット、あげるよ。」

優子「ありがと！」


私はマネージャーにお願いしてから荷物をつかんで楽屋を出てきた。

Aのことが心配。それ一心だった。


駅に着いてからさや姉にこれから行くって返信した。

新幹線乗ってる間もAに電話をかけまくった。
マナー的にはダメなの分かってるけど、それどころじゃなかった。



どうしたんだよ、A…

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