マフィア

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『あはは…。ありがとうございます、お世辞でもうれしいです…。』


はーーーーーーーー！！



助けてくれ、切実に。


なんで男相手にしてんのに「かわいいねぇ」「おじさんとどう？」


って言われなきゃいけないんですかーーーー！？


はぁ！？僕が女っぽいってことですかぁ！？それとも童顔みたいってことなんですかぁ！？


俺に銃でも持たせてみてください貴方一発Ｋ・Ｏですよ大丈夫なんですか〜？


てか最初言ったじゃんお見合いじゃないですお⭐︎って！(なんか違う)


ちゃんと話聞いとけよマジ。いや、まさか聞いてたけど俺ほどの権力者ならそんな事ないだろって？


一応今から皆さん消すんですけどね社会的に。


はは。


そんなことを考えながらなんか適当に相槌をうっていると


「ありがとう、じゃああそこに行って少しお話しようか？」


と、とんでもないような声が聞こえた。


え、今俺に言った？


「ほら、この飲み物まだ飲んでないからさ、持って。向こう行くよ？」


えっ、どうしよう、ここで断って機嫌を損ねてパーティーをぐちゃぐちゃにされるわけにはいかない。


それに、聞き流しながら聞いてたのもほとんどお仕事の話だったし、大丈夫かな…。


一応インカムに電源を入れ、事情を人ごみに紛れこそこそと報告し、場所も言っておいた。


「まぁ、飲み物でも飲もうよ。」


漂うスパダリ感。若いな…、見た感じ２０代といったところかな。まぁまずここにろくなやつなんかいないけど。


言われた通り飲み物を飲む。


あまり飲みたくないけど疑われるよりましだしね。


どくんっ


飲み物を飲んだとたん心臓が大きく波打った気がした。


どうしてだ？


此処の飲み物は全部あまり度が強くないやつにしてるんだけど…、な


とたん、体中がうずくような感覚を覚えた。






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