＊告白予行練習＊貴「ずっと前から好きでした！」キ「え、マジ！？///」 (ページ7)

今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:12,074 hit

＊page4＊貴方side ページ7

放課後を告げるチャイムを聞きながら、Aは盛大にあくびをもらす

貴「(ヤバイなぁ...。数学の時間、爆睡しちゃったよ)」

昨夜は早々にベッドに入ったが、夜中に何度も目が覚めてしまった

おまけに、朝も昼も食事がのどを通らない

貴「(まるで恋する乙女みたい...。いや、実際そうなんだけど....。)」

予行練習とはいえ、昨日はついに、告白したのだから

しかも相手は、長く片想いをしてきた幼馴染み。
自分で思っていた以上に、ずっと緊張していたのだろう

貴「(唯一の救いは、いつも通りに話せてることだよね)」

キルアとは家も近いし、教室での席も近い。
というか、目の前だ

貴「(......そういえば、今日はキルアもよく寝てた気がする)」

めずらしく寝癖もいつもより酷く、窓から入ってくる風に、ぴょこぴょこと揺れる姿に目を奪われた。

本人に言えば妙に気にしだすだろうから、決して言わないけれどw←

貴「キルアー、部活に直行する？」

いつまでたっても、キルアの席には人が集まってくる

今も、キルアのパートナーこと、ゴン＝フリークスが、仔犬のように駆け寄ってきた

キルアと雷輝、ゴン、そしてAの四人は幼馴染みという名のくされ縁だった

この私たちは中学に入ってからも四人でサッカー部に入部したりと、昔と変わらない距離感でわちゃわちゃと過ごしている

貴「私、体育倉庫の鍵先生から貰ってくるね♪」

雷「おぅ！頼むわ！」

キ「オレも行ってやるよ(ﾄﾞﾔｯ」←

貴「うん！ありがと♪」

ゴ「オレたちは先にグラウンド行くね！」

貴「はーい！！」

7分後......

貴「よし！みんなー張り切っていくよー！」

ここはハンター学園、サッカー部
部員は60名を超える大きな部

まぁ、きっとゴンやキルア、雷輝の影響だと思うけど...

部員「押忍！！」

貴「その調子で一周800㍍のグラウンドを一時間100㎞の速さで10周！！」←

部員「押忍！！」

貴「ランニング行くぞ！」

部員「おおぉ！！」

ピッピッと規則正しい笛の音と、部員60名以上の声が校庭を響き渡っていた

貴「1年ちょっとスピードおちてるよ！頑張って！！」

1年「押忍！！//(やった！A先輩に応援された！！)」

雷「1年のやつらAに浮かれてるぜ(ﾁﾗｯ」

キ「何でオレのほう見るんだよ！」

ゴ「だってキルアAのことスk((
いってぇ！！」

雷「ゴン！それ以上言うn((

貴「そこの三人！しっかりして！」

3「すいませんでした」

続く