*page1*貴方side ページ4
きっかけは、一通の手紙だった
幼馴染みのキルア=ゾルディックの下駄箱に入っていたそれは、ラブレターだった
昼休みに体育館裏に呼び出され、ショートカットの可愛い後輩に告白されて教室に帰ってきた
キ「受験もあるし、フツーに断ったぜ」
淡々とした口調で言われたので、私はホッと胸をなでおろした
だが.....
何でもないような素振りを見せている幼馴染みの態度はいつもより慌ただしかった
貴「(てっきり、キルアは恋とかそういうのに興味ないんだと思ってた....)」
Aはいつもゲームやマンガ、部活に夢中だった。だから、今まで恋バナなんてしたことが無かった。
その理由で、いつもキルアに本当の気持ちを伝えられないままでいた。
貴「(......今日こそ、絶対に【告白】する!)」
深呼吸を一つして、Aはキルアの背中を見る。
貴「(キルアって私と同じ身長だから、見上げるなんて出来ないや)」←
下校時刻30分前という中途半端な時間帯
下駄箱には自分たち二人しかいない
キルアと同じサッカー部の部員で、共通の幼馴染みでもある緋月雷輝に協力してもらい、一人で帰るように仕向けてもらった
正確にいえば、『いい加減じれったいんだよ!』と、半ば強引に二人きりになるよう
セッティングされた
報酬料金は【唐揚げ】
雷輝の大好物だ
てか私頼んでn
いや、逆にありがたく思わなければ
こんなThe チキンのような私に背中を押してくれたのだから←
でも......
貴「(ヤバイ、口から心臓が出そう...)」
制服をギュッとにぎると、驚くほど鼓動が速い
スカートからのぞくジャージの下では足もガクガクと震えている
貴「(どうしよう、やっぱ明日にしようかな)」
この時私は、告白するのも大変なんだなと実感した。
1ヶ月に10回以上の男子からの告白を受けるA
いつも普通に断っているが、思えばその男子たちも苦労するものだと謝罪の気持ちも込めて思った
貴「(今日で私はチキンを卒業します!)」←
変な意気込みを終えてやっと作戦を実行する
貴「キルア!ちょっといい?」
窓から射し込む夕陽を浴びながら、Aは勢いよく声をかける
キルアはくるりと私の方にふりかえり、不思議そうな顔のキルアと視線が交わった
キ「なんだよ、改まって....」
Aは声が震えないよう腹筋に力を入れぐっと拳をにぎりしめて言う
貴「いきなりで、ゴメンね
.
.
.
.
.
ずっと前から好きでした」
*page2*貴方side→←こんなチキンの私が告白なんてできるかあぁぁぁぁ!!←
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きょうたろう(プロフ) - ★アヤ×2★さん» お大事にしときや...。 (2014年9月30日 21時) (レス) id: 2496123362 (このIDを非表示/違反報告)
★アヤ×2★(プロフ) - 痛い、 (2014年9月29日 7時) (携帯から) (レス) id: da5649d3bd (このIDを非表示/違反報告)
きょうたろう(プロフ) - ★アヤ×2★さん» ええええ!?www 大丈夫か?www (2014年9月28日 23時) (レス) id: 2496123362 (このIDを非表示/違反報告)
★アヤ×2★(プロフ) - 鹿に蹴られたWWWW (2014年9月28日 17時) (携帯から) (レス) id: da5649d3bd (このIDを非表示/違反報告)
きょうたろう(プロフ) - ★アヤ×2★さん» うんwwww (2014年9月28日 15時) (レス) id: 2496123362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルナ | 作成日時:2014年8月15日 23時