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*page12*貴女side ページ16

今の私はきっと酷く呆気ない姿でいると思う
それは何故かと言うと、アルカちゃんに......



.....私の好きな人を当てられたから




貴「....あの、さ........アルカちゃん........」




ア「Aちゃんになら、いいよ」



貴「うん?」


言葉が足りていないようで、とっさに意味を掴みそこねた。



Aの問いかけに、リモコンを手にしたアルカがふりかえる。



ア「Aちゃんになら、お兄ちゃんを譲ってあげる」


アルカの瞳には、いつになく真剣な光がたたえられていた。


冗談を言っているようにはとても見えない


つられてAと背筋を伸ばし、慎重に聞き返した



貴「譲るって、どういう意味......?」




ア「すーぐふて腐れたり、優柔不断なときもあるけど、優しいし、見た目もいい線いってると思うんだ〜。」



貴「え、....あの......、そのー。」




ア「私のお兄ちゃんはお買い得ってこと!
だから、早くお兄ちゃんと付き合ってね♪」



貴「(最後のところ、早くお兄ちゃんと付き合ってね。ってカンペキ私の気持ちをしってるじゃん!!?)」



ア「Aちゃん、大丈夫?顔が赤いよ?」




貴「え、あぁ...大丈夫........?」



そして、呆然としているAに、アルカはさらに爆弾発言を投げ込んでくる。



ア「それとも、クラピカ先輩のほうがタイプだったりする?」



貴「タ、タイプって........」


話の流れからして、『好みの』タイプという意味だろう。


思わぬ展開に、Aは金魚のように口を開閉させることしかできない


ア「すっかりカッコよくなったーって、一年生の間でもウワサになってるよ。


あの様子だと、そろそろ誰か突撃しに行くんじゃないかな?」



貴「と、突撃!?」




ア「やだな、告白ってことだよ」



そう言って、アルカは苦笑いしながら肩をすくめる。


またしても大人びた反応が返ってきて、Aはいっそ感心してしまう。



ア「........クラピカ先輩は前からカッコよかったし、すっごく優しいのに(ボソッ」



ふいに、ぽつりとアルカの声がこぼれた


それは空耳かと思うほど、かすかなものだった



聞き返そうかと迷っていると、アルカのほうから「Aちゃんはさ」
と呼びかけられる。



ア「なんでキルアのことが好きなのバレたんだろう、って思ってるでしょ」


貴「やっぱり分かってたんだ......」


これで分かったこと
アルカが読心者だと分かった←



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設定タグ:HUNTER×HUNTER , キルア , 告白予行練習   
作品ジャンル:ラブコメ
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きょうたろう(プロフ) - ★アヤ×2★さん» お大事にしときや...。 (2014年9月30日 21時) (レス) id: 2496123362 (このIDを非表示/違反報告)
★アヤ×2★(プロフ) - 痛い、 (2014年9月29日 7時) (携帯から) (レス) id: da5649d3bd (このIDを非表示/違反報告)
きょうたろう(プロフ) - ★アヤ×2★さん» ええええ!?www 大丈夫か?www (2014年9月28日 23時) (レス) id: 2496123362 (このIDを非表示/違反報告)
★アヤ×2★(プロフ) - 鹿に蹴られたWWWW (2014年9月28日 17時) (携帯から) (レス) id: da5649d3bd (このIDを非表示/違反報告)
きょうたろう(プロフ) - ★アヤ×2★さん» うんwwww (2014年9月28日 15時) (レス) id: 2496123362 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルナ | 作成日時:2014年8月15日 23時

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