異能協力団"隠月"は自由気ままでも強いのです！ (ページ24)

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23話(紫苑) ページ24

暇を持て余して魔導書を読んでいた時
ふと時計を見ると７時を指していた。
窓掛(カーテン)を開くと辺りは暗い。
気づかなかったけど、もう夜だったのね。
……心底面倒だけど任務に向かわないと。

そう言えば先刻、長月さんから
メールが来ていたのだけれど…
大丈夫だったのかしらね？
最近【人食い虎】が出てるようだけども。
任務後に様子でも見に行こうかしら。
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夜風に当たりながら歩いていると、
今日の任務を行う場に着いていた。
…さっさと終わらせてしまいましょうか。

入り口から入っていくと、
其処にはまだ組織の構成員がいた。
勿論、私は全員から睨みつけられている。
取り敢えず、魔術書は出しておきましょう。

「おい？なんだお前は。」

「…話すようなことは何もないわ。
すぐに終わらせてあげるから。
___異能力発動
魔導「審判の日・煉獄の裁き」」

異能力を発動すると、
魔法陣から現れた黒い槍が対象を貫く。
気がつけば、辺りは血の海と化していて
殲滅対象はみんな死んでいたのだった。
…………案外つまらないのね。

外に出ると、建物が爆発した。
先刻掛けておいた罠魔導が発動したようね。
証拠隠滅も出来たことだし
長月さんの様子でも見に行こうかしら。
人食い虎に喰われてなければいいけど。
欲を言えば人食い虎は魔術実験に使いたいわね。
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倉庫ってあれのことよね？
早く中に入るとしましょうか。

倉庫の中に入っていくと、
見慣れた人たちの姿が見えてきた。
取り敢えず声はかけましょうかね。

「…あら、皆さんお揃いでどうしたの？」

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少し口調が変わってます。