KAKURENBO ALONE (ページ7)

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06.最後の会話ページ7

最後の撮影が終わる

いつもよりなんだかスムーズで2時間も早く終わった仕事。 
軽く伸びをする俺に、翔さんが爽やかな笑顔を向けた。

  翔「おつかれ^ ^ニノはこのあとなんかあるの？」  

その言葉に記憶を巡らせる。 

今日の予定はーー…あっ。そーだ。  

和「今日は…ちょっと面倒な用事が」

翔「ふーん…そりゃ大変だね」  

爽やかな笑顔が不思議そうな顔に変わる まぁ、相葉さんでなければ詳しく聞かれることはない。 

翔「まぁ、頑張って笑」

これからゼロが控えてる彼に"翔さんもでしょ？"なんて言うと舌を出して"てへぺろ"なんて…  

あなた30でしょ？…あ、俺も30か。  
二人でお互い笑いあった。 

これが翔さんとの最後の会話。 

楽屋に戻ると松潤の帰り支度を邪魔してる相葉さん。  

潤「あっニノ。おつかれ^ ^」  

相葉さんを横目にこう、さらっと言えるJは、やっぱかっこいい。

  雅「ニノ！あのね、松潤がひどいんだよっ！」  

なんて、俺に必死に訴える相葉さんは…相変わらず忙しそうな人。  

はいはい。と、いかにも面倒くさそうに返すのはいつもの俺。

  雅「ニノ、ひどーーー」  

なんて言う割には、楽しそうな相葉さん。 

指摘すれば"ばれた？"なんて二カッと笑う姿は太陽みたいに明るい。

  潤「ニノ、お先に。また明日^ ^」  

相葉さんが話している間に帰り支度を済ませたJが俺の頭をポンと叩く。

  雅「あっ、松潤待ってよーー！」  

なんてバタバタしながらも、 最高の笑顔で"またね^ ^"なんて俺の頭をポンと叩く。

 頭をポンなんて低身長への嫌味か…なんて思いながら、二人に手を降る。  

ふたりでいちゃつきながらも、手を降る姿はかっこよくて、やっぱアイドルだな。って…

がちゃんと少し重たいドアが閉じ、二人の姿が消えた。 

これが松潤と相葉さんと交わした最後の会話。