133話 過去篇 ページ20
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「さぁな。」
望んでいたものとは違ったが予想していたものだった
『認めてくれないの？』
ｼﾞﾝ「じーさんが俺に託した真意はわからねぇが...」
一呼吸おいてジンが続けた
ｼﾞﾝ「今のお前じゃ、暗黒大陸に行っても何もできやしねぇよ。」
『！！』
そんなことない、そう否定できるほど自分に自信がなかった
『そんなこと...やってみなくちゃ』
ｼﾞﾝ「いや、わかるね。
しかもあそこはそういうところじゃねぇ。
やってみてできませんでしたってなったらそれはつまり、"死"を意味する。
わかるな？」
『...。』
あまりにも楽観的だった自分が恥ずかしかった
不甲斐なさで唇を噛む
みるみるうちにぼやけていく視界に涙をこぼさないよう必死だった
ｼﾞﾝ「なっ...
まぁ、今はまだ認められねぇが...」
泣きそうなAにオロオロと慌てて慰めようとするジン
ｼﾞﾝ「お前が強くなったら、認めてやらんこともない！」
『ほんと！？』
ｼﾞﾝ「まあ強くなったら、な。」
『絶対、強くなって認めてもらう！』
調子が戻ったことに安堵したのかジンがイタズラっぽく笑った
ｼﾞﾝ「おう！」
「「ジンさん！」」
ノックなしに開け放たれた扉と、おそらくその原因である人物に二人の視線が注がれる
「あ、お取り込み中でした？」
ジンのチームの一員なのであろうその人が悪びれもせず話す
ｼﾞﾝ「いや...。」
「night meetingの時間ですよ！」
ｼﾞﾝ「...ああ、今行く。」
明らかに機嫌が悪くなったジンに問いかける
『ジン？』
ｼﾞﾝ「...
朝６時 起床」
『？うん』
ｼﾞﾝ「７時 朝食」
『はい』
ｼﾞﾝ「８時 作業開始」
『うん』
ｼﾞﾝ「１２時 昼めし」
『うん』
ｼﾞﾝ「２時 作業再開」
『はい』
ｼﾞﾝ「６時 作業終了」
『うん』
ｼﾞﾝ「７時 晩飯」
『うん』
ｼﾞﾝ「９時 night meeting」
『うん』
ｼﾞﾝ「つまり今から」
『night meetingってことだよね？』
ｼﾞﾝ「...ああ。」
『うん、わかった。行ってらっしゃい。』
ｼﾞﾝ「...はぁ。
おとなしくここで待ってろよ？」
『うん。わかった。
あ、私がお皿ルッソのところに持っていくよ。』
ジンからミートソースののっていたお皿を受け取る
ｼﾞﾝ「ああ。ありがとな。」
そう言って部屋を後にしたジン
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ジンのいなくなった部屋は閑散としていた
『(早くルッソのところにお皿持ってこ。)』
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ブルームーン(プロフ) - SCHALLさん» 勘違いしていました！！笑ご指摘、ありがとうございます！修正しておきます！更新、頑張ります！ (2021年1月12日 15時) (
レス) id: f025f828be (このIDを非表示/違反報告)
SCHALL(プロフ) - とても楽しく読まさせていただいています！あの…細かいことを言うようで申し訳ないですが、カイトが戦ったのはユピーではなく、ピトーだと思います！細かくてすみません…笑これからも頑張ってください！ (2021年1月12日 10時) (レス) id: 616289cb87 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - 華さん» ありがとうございます！更新が滞ることが多く、申し訳ないです...以前、頂いたメッセージもとても嬉しかったです。できるだけ早く更新できるよう頑張ります！ (2021年1月11日 13時) (レス) id: 13a6e7da1a (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 久々の更新でとてもとても嬉しいです！！！本当にこの作品大好きで。よく最初から読み返してます！！なのでほんと嬉しいです！涙 無理せず、頑張ってください！ (2021年1月11日 1時) (レス) id: aa479a5633 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - ねこねこさん» ありがとうございます！更新が不定期で申し訳ないです...本日新しい話を更新しましたのでまた楽しんでいただけたら幸いです！ (2021年1月10日 20時) (レス) id: 13a6e7da1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブルームーン | 作成日時：2019年10月26日 22時
