何でも屋と奇術師Ⅲ (ページ43)

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107話ページ43

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０「お待ちください！

試合中、内野のプレイヤーは外野へいることはできません。外野へ移動しますか？」

ｷﾙｱ「A、諦めろ。」

貴『...。』

０「このまま続けてよろしいですか？」

貴『はい...』

キルアに慰められながら、こちらボールで試合が再開した

貴『理想はもう、レイザー側にボールを渡さないことだけど...』

ｺﾞﾝ「ヒソカ。」

ﾋｿｶ「オーケー♦ボールを♠」

ｷﾙｱ「あぁ、そうか！バンジーガムなら！」

ボールを手渡され、ヒソカが放った

直線軌道を描き１体、念獣を仕留める

ｷﾙｱ「よっしゃ！いけるぞ！」

バンジーガムで球を回収しつつ、ヒソカが妖艶に笑った

ﾋｿｶ「さあ、楽しませておくれよ♠

このまま終わりじゃ、ないだろう？♥」

ﾚｲｻﾞｰ「フフ...」

やや焦ったようにレイザーが笑った

貴『(ふふ、楽しそう、ヒソカ。)』

ﾋｿｶ「さあ、もう一発いくよ♠」

ヒソカの放った球は真っ直ぐ飛んでいった

ｷﾙｱ「よし！うまくいけばクッションで６、７同時に...！」

貴『ん？...あれ？』

ボールに当たる直前、６番と７番の念獣が重なったように見えた

バコォォォン

「じ、１３？？」

６番と７番が合体し１３番の念獣が現れた

皆が驚愕する

ﾋｿｶ「強いなぁ...♦」

バンジーガムでボールを回収することを諦める

ｷﾙｱ「あ、あんなのありかよ！！？」

０「ありです。」

ｷﾙｱ「...ありなの...？」

相手コートでは、１３番から球を受け取ったレイザーがゴンをロックオンする

ﾚｲｻﾞｰ「いくぞ、ゴン！！！」

ｺﾞﾝ「こい！！！」

レイザーが球を放つ直前ゴンが叫んだ

ｺﾞﾝ「硬！！！」

ボールがゴンに触れた刹那、ゴンが吹き飛んだ

貴『ゴン！』

思わず、体育館の壁まで吹き飛ばされたゴンを追う

貴『大丈夫？』

ｷﾙｱ「おい、ゴン、しっかりしろ！」

同様に追ってきたキルアとビスケが声をかける

ｺﾞﾝ「......

全然ヘーキ！」

ｷﾙｱ「じゃねーだろ！！」

貴『ぷっ(仲良しか！！)』

元気そうなゴンに安堵し、ヒソカのもとへ戻った

貴『ゴン、平気みたい。』

ﾋｿｶ「ああ♦」

貴『怪我、しないでね？』

ﾋｿｶ「ボクは君の方が心配だけどねぇ♠」

貴『私はヒソカの方が心配』

ﾋｿｶ「そうかい？♦

はじまるよ♣」

ゴンの手当てを終え、こちらの内野ボールで再開しようとしていた