何でも屋と奇術師Ⅲ (ページ27)

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91話ページ27

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連れて来られた場所には自分達の他にあと数名の初心者プレイヤーと見受けられる人達が居た

貴『(結局、断れず来ちゃった...)』

ﾋｿｶ「良いのかい？♦どうせ断るんだろう？♠」

耳元で小声でヒソカが問う

貴『うーん。確かに断りづらかったんだけど...

もしかしたら、このチームの中に除念師いるかもよ？』

ﾋｿｶ「可能性は低いだろうねぇ♦」

貴『まぁそうなんだけど』

失笑しながらヒソカに同意した

ﾆｯｹｽ「さて、俺達のことだが...」

説明を始めたニッケスに注目が集まる

貴『(へぇ、グリードアイランド内で最大人数のチームなんだ...)』

彼のチームに関する説明を聞き、少なからず関心を持つ

貴『(既に約９０種類のカードを...)』

ニッケスの話を聞き、チーム加入を真面目に検討しだした初心者プレイヤー達を横目で眺めつつ、思案する

貴『(ほんとにこのチームに除念師いるかなぁ...)』

すると、ニッケスの両隣から彼のチームメンバーと思われる人物達が現れた

男「俺は、ゲンスルーと言う。このチームに属している。

ボマーと呼ばれている過激なプレイヤー狩りを遂行しているやつがいる以上、チームで対向した方が安全にゲームを進められる、そう思わないか。」

ゲンスルー、そう名乗った男から何かを感じた

貴『(なんか引っ掛かる...

この人とチームになりたくないなぁ...)』

ゲンスルーの発言を皮切りに続々とニッケスのチームへの加入を決断するプレイヤーが出てきた

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ﾆｯｹｽ「君たちはどうする？」

そうニッケスから声をかけられたときには既に周りにいた初心者プレイヤーらはチーム加入を決めており残すはヒソカとAだけになっていた

そのとき、ネテロの言葉が甦る

(ﾈﾃﾛ「ワシが最も苦手なタイプ

ワシが側に置いときたいのはそんなやつじゃよ。」)

貴『(最も苦手なタイプを側に置いときたい、か
...

亀の甲より年の功。たまにはネテロの言うことも聞いてみようかな。)』

チームへの加入をヒソカに勧めようとしたとき

ﾋｿｶ「残念だけど、ボクたちはパスするよ♠」

そう短く告げて返事も聞かずAの手を引きニッケスの元を離れた

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貴『ヒソカ！』

手を引かれたまま大分遠くまで来てしまっていた

貴『どうしたの？』

振り返った彼と目があった