何でも屋と奇術師Ⅲ (ページ40)

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104話ページ40

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「よく来たな、やはり、君達か。」

体育館に案内され、レイザーがゴンたちに告げた

一行を一通り見た後、レイザーの目にAが入った

ﾚｲｻﾞｰ「！！」

一瞬驚いたような表情をしたレイザーに確信した

貴『(私のこと、覚えてる...)』

ﾂｪ「説明は不要だ。準備ができたら始めてくれ。」

ﾚｲｻﾞｰ「あ、あぁ。わかった。初めは...」

「ボクシングだ！！」

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その後、順調にボクシング、ボーリング、フリースローと勝ち進んでいった

貴『(これで３勝目。)』

フリースロー対決の決着がほぼついたときレイザーがなにかを確信したように他の海賊に言い放った

ﾚｲｻﾞｰ「おい、お前ら。適当に負けていいぞ。」

「りょーかい。」

他の海賊がうなずくなか一番でかい男が声を荒らげた

「おい待てよ。もうお前の指図はうけねぇ。」

そのままキルアに向けて怒鳴った

「おい小僧！表へ出ろ！！」

ｷﾙｱ「表？土俵の間違いだろ？」

「うるせぇ！もう遊びは終わりだ！！！」

そして他の海賊に向けて言い放った

「誰かオレに乗るやつはいねぇのか！！全員でかかればこいつなんか！！」

レイザーを指差した瞬間に気付く

すでにレイザーから放たれた念弾が自身に向かっていることに

「「ヒイイィィィ......」」

貴『っ！！』

直撃だった

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深閑とする空気の中、レイザーがこちらへ向き直って告げる

ﾚｲｻﾞｰ「よし、次はオレがやろう。オレのテーマは９人ずつで戦うドッジボールだ。」

そう言うと８体の念獣を作り出した

貴『(来た...。ここからが本番...)』

ﾚｲｻﾞｰ「こっちはもう決まっているからな」

ｺﾞﾚ「ちょっと待ってくれよ。１人１勝なんだろ？」

ﾚｲｻﾞｰ「ああ。１人１勝。

だからこれにかった方が勝ちだ。」

貴『(ま、結局はこれでレイザーが帳尻あわせしてるってことなんだよなぁ。)』

９人ずつのドッジボール、前情報とは異なる展開に、数合わせで参加していた人たちが騒ぎだした

「ちょっと待ってくれよ！」

「冗談じゃねぇ！あんな球に当たったら死んじゃうよ！」

ﾚｲｻﾞｰ「ああ、先に言っとくが使うのは普通のボール...だが、念を込めればさっきの念弾と変わらないがな。」

レイザーの言葉に再び騒ぎだした

「お、おい、やだよ...俺達...」