何でも屋と奇術師 Ⅱ (ページ33)

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53話ページ33

パク「ちょっと皆見て！！」

珍しく焦ったパクに皆が注目する

彼女が手にしていたのはヒソカの占いだった

貴『？』

ノブナガ「見せろ！！」

ヒソカの占いを読むや否やノブナガが荒々しく叫ぶ

ノブナガ「てめぇが売ったのか、ウヴォーを！！」

アジト内に衝撃が走った

何も答えようとしないヒソカにノブナガがキレた

ノブナガ「イエスととるぜ、ヒソカ！！！」

二人の間に焦ったように割って入るシャルナークとフランクリン

ノブナガ「どけぇ！！！」

フラン「まあ待てよ。話を聞いてからだ。」

ノブナガ「話？？何もねぇな！！」

シャル「落ち着きなよ。これは予言だから行動によっては回避できるって。」

フラン「ヒソカ！何があったか説明しろ。」

ヒソカ「...言えない♣」

ノブナガ「あぁん？？」

ヒソカ「だが...そこにある１つ目の詩の内容は事実だった、とだけ言っておこう♠」

ノブナガ「聞いたろ！！？どけぇ！！！」

フラン「まあ、待てって。」

シャル「ヒソカ、何故言えない？」

ヒソカ「それを言ったら言えない内容を言ったも同然なので、やはり言えない♣

言わないんじゃなく、言えない、ボクがギリギリ言えるのはここまで♠

これで納得してもらえないんじゃ、ボクもボクを守るために戦わざるを得ないな♦」

貴『！！

(それは、ダメ！)』

･

ノブナガ「ちっ！！

やめとくぜ、てめぇはやりずれぇからな

･

･

なわけねぇだろ！！！！」

貴『！！！』

･

･

ｷｲｨｨﾝ━━━

ノブナガ「A！！！！」

一瞬のうちに二人の間へと割り込み具現化した短剣でノブナガの刀を捉える

貴『ノブナガ！！』

ノブナガ「どけ、A！！

じゃねぇとお前ごと、ぶったぎる！！」

貴『どけない！！

ぶったぎられても、どけない！！』

ノブナガ「どけ！！」

貴『ノブナガ！！！』

Aの叫びがアジトに響いた

ノブナガ「！！」