何でも屋と奇術師 Ⅱ (ページ10)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:144,713 hit

30話ページ10

貴『ま、妄想、妄想！』

シェルター内の閑散とした空気を一転させるよう明るく言い放ち、続ける

貴『実際これがキメラアントかすらわからないんだし、とりあえず、ナノ！

これについてはもう少し調べて！

もっとおっきな破片とか

いっそのこと手足とか出てきてくれたら判断しやすいんだけどね』

ナノ「手足か...

それは、骨が折れそうだ」

ふふ、と笑いあって口を開く

ナノ「じゃあ、早速いってくるよ。

また、留守にしちゃうけど...」

貴『気にしないで

必要ならいつでも力、貸すからね』

ナノ「ああ、ありがとう、A」

ナノがシェルターを出てシェルター内の空気は静けさを増す

･

フェザ「(やっぱり、Aは頭がキレるわね。)」

貴『よし！じゃあ、こっちは調査進めよ！』

オルメ「A、十分に休息はとれたんだろ？」

貴『へ？？』

フェザ「会長からハンター試験が終わったその日に連絡があったわ。

Aを借りてすまんかったーって。」

貴『じゃあ、私が遊んでたのも...』

フェザ「知ってたわよ。」

貴『うそーーーっ！！？』

･

･

再び明るさを取り戻したシェルターでAは再び調査を続ける━━━