14. 驚く光景 ページ14
程なくして着いたあの居酒屋。
今日もあんま客いねぇみてぇ。
入り口の戸のガラス越しに
中の灯りはもれてるけど。
声聞こえてこねぇもん。
引き戸の前で。失礼になんねぇ程度に
キャップかぶりなおして。
短く一つ深呼吸してガラガラと開けた戸。
「.......ちは.......っ.....」
俺の顔見た瞬間。
「あっ」とホッとしたように短く声上げた店長。
な.......何だ.........っ？！
「よかったぁー、来てくれて助かったよ」
......え？！ は、はぁ.......っ.....？！
俺の反応なんててんで無視で。
嬉しそうに言葉続ける店長。
「いやーぁ、今日早めに閉店しようと思ってたから。
Aちゃんのお友達だよね？こないだ飲みに来てくれた？」
「あ、は、はい......？」
「いやさ、いつもよりピッチ早かったからどうかと心配してたら
案の定つぶれちゃって眠っちゃってた★
ここんとこよく店に来てくれてたけど連絡先とかわからないし。
何度起こしてもダメだからどうしようかと思ってたんだ」
そういってカウンター席の奥を指さした店長。
その方向へ目を向けると
.......そこにはテーブルにうっつぷして。
スヤスヤ眠っているAちゃんがいた。
「おまかせしちゃっていいかな？
ちょっとこれから店閉めて行かなくちゃいけなくて」
「えっ、あっ......その......っ......はい......」
よく状況わかんねぇまま。
押し切られるようにイエスの返事。
......っつったって。俺も家知んねーよっ★
店の隣駅周辺、ってことくらいしか情報ねぇよ......
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かこ(プロフ) - 杏さん» いつもありがとうございます♪初めて挑戦した智くん作品、気に入っていただけたらいいな...(＾＾）最後までどうぞよろしくです。 (2014年1月14日 14時) (
レス) id: b9db3344e7 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 新作っ!今回の作品もめっちゃ期待してます＾＾更新、頑張ってくださいね!!! (2014年1月10日 22時) (レス) id: f1b8103735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年1月10日 21時
