8. ギリギリセーフ ページ8
.....セーフっ★ 遅刻ギリギリ。
会社の入ってるビルのエントランスに駆け込む。
久しぶりに走ったら息が上がって苦しい(＞＜)
でも間に合ってよかった....っ
後はゲートをくぐってエレベーターに乗り込めば。
うん、大丈夫。
バッグから社員証を取り出そうと立ち止まる。
....けど......あれ、ない？！うそっ
ガサゴソバッグの底をまさぐってみても。
影も形もない。落とした？どこで？
考えられるのは昨夜のバー。
もしくは....あの部屋....？！
うそ....どうしよう....
「どうかしましたか？」
焦る私に。いつも挨拶をかわす警備員さんが声をかけてくる。
「あ、あの...社員証を忘れてしまって.....」
「あらら★おたく、１０階の通信会社の人だよね？」
「はい。五十嵐と申します。」
「んー....じゃ、今日はいいよ。通って、通って」
そう言って警備員さんは優しい笑顔で
ゲートの横から中へと入れてくれようとする。
「あ、ありがとうございますっ」
深くお辞儀をしてゲートをくぐり
ちょうどやってきたエレベーターに乗る。
助かったぁ(＞＜)お礼に後で警備員室に
コーヒーでも差し入れしよう。
でも。社員証ないとマズイよね....
昨日帰りにゲートを通ったときにはあったから。
やっぱりあのホテル内しか考えられない。
今日仕事が終わったらまずホテルに行って
届けられていないか問い合わせてみなくちゃ。
いつもの時間より遅いから。
エレベーター内の顔ぶれもいつもとちょっぴり違う。
新宿から徒歩５分。
自宅からは電車で２０分ばかりの距離。
22階建てのビルの10階にある電気通信会社。
大学を卒業してからずっと働いている職場。
３３歳となるともう上から数えた方が
早いポジションになりつつある。
同期も次々に結婚退職していって。
自分より若い子達がどんどん増えていく環境だけど。
特に辞める理由もなく。
こうして毎日家と会社の往復をしている。
そう....昨日もしかしたら
プロポーズされるかも、なんて。
不覚にも胸の片隅によぎっていたんだよね。
バカだ、私。プロポーズ以前の問題だったのに。
彼の心変わりに全然気付けてなかった。
一体いつから？もう、新しい彼女がいたりするの？
....あぁ、朝からまた落ち込んできた....
いけない、いけない(＞＜)
今は仕事モードに頭切り換えなくちゃ。
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冥(プロフ) - かこさん» こちらこそよろしくお願いします(*´∀｀) (2013年12月10日 20時) (
レス) id: 0efc2baf89 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - 冥さん» 冥さん、初めまして。今年の潤くんは一段とまぶしかったです（＞＜）その輝きにやられて夏ごろから描き始めたのがこのストーリーです。どうぞよろしくお願いします。 (2013年12月9日 20時) (レス) id: b9db3344e7 (このIDを非表示/違反報告)
冥(プロフ) - 私も潤くん大好きですよ(*^^*)かっこいいですよね！ (2013年12月9日 20時) (レス) id: 0efc2baf89 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - たくりーさん» たくりーさん、こちらにもコメントありがとうございます♪確かに。変換できるとまた違いますよね(*^^*)こちらでもよろしくお願いします。 (2013年12月9日 19時) (レス) id: b9db3344e7 (このIDを非表示/違反報告)
たくりー(プロフ) - 初コメ一番乗りです♪(*≧∀≦*)あちらのサイトではずっと読ませていただいてます♪自分の名前に変換できるとまた違った雰囲気になりますね♪あちらとこちらで並行されてて大変でしょうが、頑張ってくださいね! (2013年12月9日 9時) (レス) id: 4fb676aa7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2013年12月7日 23時
