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橙の記憶 ページ44
深澤side
康二は頻繁に自分を傷つけている
過去の出来事で自分を責め、自分は生きる資格がないと言い、自傷行為を繰り返す
自分が生きていると周りが傷ついてしまう、自分は生きていてはいけない、その考えがずっと康二にある
依存している目黒を除き、康二は周りの人を守る為に相手との距離を置き、自分から遠ざける
これは康二と目黒が依存し合っている理由でもある
康二はまた自分のせいで消えてしまうのではないかと考えて一人で抱え込んでしまうということが多い
その度に、自分を傷つける
彼が自分には生きる資格がない、と言うと
彼を必要としている人が自分を傷つけないで、と言う
たくさんの人に
愛され、信頼され、求められる存在
生きる資格がないという彼が自傷行為を続ける理由は
傷や流れる血で生きているということを証明する為だ
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作者名：coolk | 作成日時：2020年3月13日 19時
