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「へい、お待ちぃ」
ハイボールを人数分作って持って行ったちょうどその時、インターフォンが鳴った。
「あ、翔くんだ」
ニノと相葉さんに挟まれていた智がインターフォンに飛びつく。
ああ、あんたずっと翔さんのこと待ってたんだよな。
「翔くん、いらっしゃい」
「「おわっ、さ、智くん？」」
相手を確かめもせず、インターフォンに向かって弾んだ声で名前を呼ぶから、面食らったんだろう。びっくりしたような翔さんの声が聞こえて、その後、笑いを含んだ優しい声に変わった。
「「遅くなってごめんね」」
「早くあがってきてー」
「「了解でーす」」
「翔くん、もうすぐ来るって」
智が俺を振り返ってあんまり嬉しそうに笑うから、なんかちょっと複雑。
やっぱり一人だけいないっていうのは、落ち着かないよな。
それは分かるんだけど、それだけじゃない気がしてチリッと胸が焼ける。
「ああ、聞こえてたよ。今からブイヤベースあっためるから、その辺ちょっと片しといて」
「わかった」
普段ならそんなことしないくせに、妙にてきぱき動く智を目で追ってると、ニノが片方の口角を上げて意味深な視線を俺に寄越してきた。
「潤くん、顔がこわいっすよ」
「んなことねえよ」
ピンポーン
呼び鈴の音が聞こえた途端、ぱたぱたと玄関に迎えに行く智の背中を見送りながら、ブイヤベースの皿を出して、新しい白ワインを開ける。
「智くん、お誕生日おめでとう」
玄関から翔さんの良く通る声が聞こえて、ガサガサと音を立てながら二人がこっちへ来るのが分かる。
「どもー、遅くなって悪いね」
「お疲れさま、翔さん」
朝からずっと仕事だったのに、翔さんは疲れた様子を微塵も感じさせない、にこやかな顔で入って来た。その後ろにいる智は大きな包みを抱えてて、俺と目が合うなり嬉しそうに報告する。
「翔くんにもらった。プレゼントだって」
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bunkichi(プロフ) - AKIRAさん、完結おめでとうございます。そして智くん、お誕生日おめでとう！最後、怒涛の更新で間に合わせるあたり、さすがです！みんなに愛されるかわいい智くんが、本当に愛しいんですね、潤くんは。また近いうちにAKIRAさんのお花が咲くのを待ってます。 (2017年11月26日 5時) (
レス) id: 79f31dd43f (このIDを非表示/違反報告)
ＡＫＩＲＡ(プロフ) - もとのさん» もとのさん、初めまして。コメントありがとうございます。うちのＭＯを気に入っていてだけたら嬉しいです。ご紹介くださったお友だちにも感謝！！もとのさんの生きる糧の一部のなれるよう頑張ります！ (2017年11月21日 22時) (レス) id: 16bb65a838 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＫＩＲＡ(プロフ) - bunkichiさん» bunkichiさん、こんばんは。楽しみにしてもらえてとっても嬉しいです。今回は明るく楽しく誕生日をお祝いする気持ちで書き進めてます。長男の誕生日当日の完結を目指して頑張ります！ (2017年11月21日 21時) (レス) id: 16bb65a838 (このIDを非表示/違反報告)
もとの(プロフ) - はじめまして。お友だちの紹介でAKIRAさんの作品に出会うことができました(*´ω`*)いちごちゃんも風邪系病系も大好物なので、ありがたいの一言に尽きます…！（笑）生きる糧といっても過言ではありません…！新作おめでとうございます。これからも応援させてください♪ (2017年11月21日 18時) (レス) id: 4b4b9dd124 (このIDを非表示/違反報告)
bunkichi(プロフ) - AKIRAさんこんにちは。わーい！新作だー！嬉しいなあ。しかもいちごだしー。さとちゃん、お風邪ですかね？続き、楽しみにしてます。 (2017年11月21日 15時) (レス) id: 434a7c0801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＡＫＩＲＡ
| 作成日時：2017年11月21日 0時
