【そらのおとしもの】天使の日記

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西暦1572年 6月23日


今日は店を休みにして、メイと遊びに行く。

メ「お兄ちゃん、お友達も呼んでいい?」

あ「ん、別にいいぞ」

そう言うとメイは家を飛び出した。

友達も来るなら…と食事を多めに用意する為、もういちど料理を始めた。

この時のおれは完全に忘れていた。

出ていって直ぐ追いかけるべきだった。

あいつ、メイは…

『トラブルメーカー』だ。

思い出した頃にはもう遅く、メイの叫び声が聞こえた

メ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！」

ドアを開けると黒い塊に追いかけられているメイがいた。

あ「な…なんじゃありゃ…」

メ「お兄ちゃん、助けてぇ！」

いや、お前今日はなにやって来たんだよ…

メ「蜂に追いかけられてるの〜！」

あ「は…蜂ぃ?」

もう家まで目と鼻の先だ。

あ「飛び込め！」

メイを家に引き込むと同時にドアを閉める。

ドアに夥しい数のものが当たる音がした。

コンコンコンコンコンコンコンコンコンコン…って。

全く…

あ「お前のトラブルメーカーぶりにはホトホト呆れるなぁ」

メ「うっ！」

メイの手には何かが握られている

あ「おい、何だ？それ」

握られている物を指して聞く

メイが「えへへ」と掲げたものはどうやら袋のようだった。

メ「蜂の子とハチミツ…食べたいなーって思って」

刺されてしまえと思った

あ「アホ、食料調達はおれに任せろ」

そんなやり取りのあと、おれたちは準備を済ませ出発した。

この時のおれは知るよしもなかった。

このあと起こる(される)

トラブルのことを

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