��先生が好き（クルーウェル先生） ページ7
確かにここに来た時は元いた世界に戻りたくてたまらなかったけど、今は....
「良かった...ですかね...」
「ん？」
「...いざ帰れるとなるとなんだか寂しくなってきちゃって。まだここに居たいなー...なんて。」
「.....そうか....。」
先生はそう言うと黙り込んでしまった
なんか言ってよ、先生。
俺もお前が居ないと寂しい なんてセリフを少し期待してしまった自分が居た
やっぱり先生への想いは隠したままでいよう
フラれるとわかっていても先生の反応を実際に見るのは怖い
「先生、もう戻りますね。足、治してくれてありがとうございました。」
「え？あ、あぁ。気をつけろよ。」
なんとなく気まずさを感じ
小走りで保健室を後にした
気がつけば授業の時間はあと15分しかなかった
「中途半端な時間だなぁ。とりあえず制服に着替えよ。」
一旦制服に着替え、次のトレイン先生の授業がある部屋へ移動することにした
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「よっ！ユウ！」
肩をポンっと叩き隣りに座ってきたのはエースだった
「あ！エース！！！さっきはごめんね！ありがとう!!テスト大丈夫だった？間に合った？」
「あーテストね！誰かさんのおかげでしっかり間に合ったよ〜」
皮肉ぽく言うエースが少し可笑しかった
「ユウは足大丈夫なのか？」
「う、うん。少し落ち着いたよ」
「あっそ。ならいーんだけど。
あ〜....この授業が終わったらやっと帰れる〜!!!」
「そうだね、あと1時間頑張ろ!!」
ガラッ
次の授業はトレイン先生のはずなのに入ってきたのはクルーウェル先生だった
「うげっ！！なんでだよ！！俺あいつの顔今日はもう見たくねーんだけど！！」
エースがぶつぶつと横で文句を言っている
自分もなんとなく気まずく先生が入ってきたのを気づかないフリをして開いていた教科書の方に目をやった
「仔犬ども。授業変更だ。いきなりの授業変更だから今日は自習にする。各自好きな勉強しろ。」
そう言うと先生は椅子に座り書類の整理をし始めた
自主勉強に取り組もうとするが 、さっきのことを思い出すと恥ずかしいやら、気まずいやらで感情が乱れて集中できなくなる
「ユウ!!先生のことチラチラ見すぎだっつーの!!」
小声でエースに指摘され自分がまた先生を見てしまっていたことに気づく
「もうっ!!しっ！！」
「 おい、そこ！！自主勉強できないならこの部屋から出ていってもらうぞ!!」
クルーウェル先生に怒られてしまった
�Ю萓犬�好き（クルーウェル先生）→←�ダ萓犬�好き（クルーウェル先生）
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作者名：KEY | 作成日時：2020年5月7日 23時
