妹と彼女、幸せなのは…？ (ページ4)

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episode4 ページ4

午前中で学校が終わり、みんなは部活を見学しに移動する。

「佐々木くーん、一緒に部活見に行かない？」

「えー、私と行こうよ！」

「私も…じゃあ皆で…」

領「ごめんね。俺、部活入らないから…。」

『えーーーー!?』

「じゃあ、Aちゃんも…？」

A「うん。バイトしなくちゃいけないから。」

そう、生活費の為に今日から私と領はバイトを、始める。

特待生を維持しながらのバイト生活は厳しいけど、生活のために頑張るしかないよね。

「テニス部、入りませんかー♪」

「吹奏楽部来てくださーい！」

やばい、勧誘の先輩が来ちゃった。

入学式で散々目立った私たちはすぐさま先輩の輪のなか…

「双子揃ってさ、うちの部おいでよ！」

領「すみません、俺ら部活には入らないので…。」

そういって私の手を引き人混みから抜け出す領。

「あの２人カップルみたーい///」

「双子じゃなかったら美男美女カップルだね！」

どこからか聞こえてきた会話、サラッと出た“俺ら”発言。

そして強く握られた右手…

不覚にも、私の心はトキメキが止まらなった。